2026年9月12日に発売されるスリクソン ZXi5 アイアン(2027年モデル)。
「飛ばせる、操れる、ミスにも強い」を全部のせにした人気モデルです。
ただ、カタログの言葉を読んでも、いちばん知りたいことは書いてありません。
「で、自分に合うのか?」
ネット上には、メーカーの言葉をなぞったようなレビューばかりで「本当のところどうなの?」と感じていませんか。
この記事では、スカイトラックで計測した実測データをもとに、
- どんな弾道が出るのか
- やさしさは本物か
- 自分のヘッドスピードで扱えるのか
- 3種類あるシャフトのどれを選べばいいのか
この4つに、フィッターとして正直に答えます。

こんにちは、クラブフィッターのナオです
25年以上、ゴルファーのクラブ選びをサポートしている現役クラブフィッターです
【結論】ZXi5アイアンが合うゴルファー、合わないゴルファー


先に結論から書きます。
合うゴルファー
- ドライバーのヘッドスピードが40〜47m/s
- シャープな顔が好きだけど、結果も出したい
- プロモデルの見た目で、飛距離も落としたくない
- 40代〜60代で、最近少し飛距離が落ちてきた
- グリーンでしっかり止めて、距離を打ち分けたい
- 中級者になって、もう少し操作感が欲しくなってきた
- スライスを止めたい、右へのミスを減らしたい
合わないゴルファー
- ドライバーのヘッドスピードが38m/s以下 → ZXiRのほうが結果が出ます
- とにかく飛距離を最優先したい → ロフトが立ったZXiRへ
- もともとフックに悩んでいる → つかまりが強いので、シャフト選びで対策が必要です
- 軟鉄鍛造の「しっとり」した打感が絶対条件 → ZXi7のほうが好みに合います
- 軽いカーボンシャフトでないと振れない → このモデルのカーボンは79gあります
※ドライバーのヘッドスピード39m/s前後なら、カーボンのSR(特注77.5g)で軽くして使う手もあります
悩み別・ZXi5は答えになるか
自分にあてはまる行を探してください。◎と○が多ければ、ZXi5は候補に入ります。
| あなたの悩み・希望 | ZXi5 | フィッターのひとこと |
|---|---|---|
| ややスライス、右に抜ける | ◎ | つかまりが良く、右へのミスが出にくい |
| 見た目のカッコよさも譲れない | ◎ | 小ぶりでシャープな顔つき |
| グリーンでボールが止まらない | ○ | 高さがでやすいヘッド スピン系ボールとの組み合わせがおすすめ |
| 距離を正確に打ち分けたい | ○ | 番手ごとの飛距離差が出しやすい |
| 少し飛距離が落ちてきた | ○ | 低重心設計で高さとキャリーを補える |
| とにかく飛距離を伸ばしたい | △ | ロフトの立ったZXiRのほうが上 |
| 軟鉄鍛造のしっとりした打感が欲しい | △ | ZXi7のほうが好みに合う |
| フックに悩んでいる | △ | つかまりが強い。シャフトで対策が必要 |
| ドライバーのヘッドスピードが38m/s以下 | × | ZXiRを選んでください |
| 軽いカーボンでないと振れない | × | このモデルのカーボンは79gあります |

ZXi5は「やさしいけど、競技にも持ち込める」バランス型
このポジションのアイアンは意外と少なく、だからこそ長く売れ続けているシリーズなんです
価格をチェック
「これ、自分に合うかも?」と思ったゴルファーは、下のリンクから価格を確認してみてくださいね👇
ZXi5アイアンは難しい?フィッターが正直に答えます


「ZXi5って難しそう…自分には合わないかも」
そう感じているゴルファーは多いです。小ぶりでシャープな顔をしていますから、無理もありません。
でも結論から言うと、ドライバーのヘッドスピードが40m/s以上あれば難しくありません。
理由は3つ。
- ミスヒットしても打ち出しが強い ─ 慣性モーメントが大きく、多少芯を外しても失速しません
- フェース下部のあたりに強い ─ 少々のハーフトップなら拾ってくれます
- つかまりが良い ─ インパクトで「右に抜ける」感覚が出にくい設計です
逆に「難しい」と感じるのは、ヘッドスピード38m/s以下のゴルファーか、飛距離を最優先したいゴルファー。
その場合はZXiRのほうが結果が出ます。
「シャープな見た目のクラブは難しい」という先入観さえ外してもらえれば、ZXi5はかなり幅広いゴルファーに合うアイアンです。


ここが効いている
ZXi5は「MAINFRAME iQ」という新しいフェース肉厚設計を採用しています。
数千回の打点シミュレーションでフェースの厚みを最適化し、そこで浮いた約4gの余剰重量を低重心化に使っているのがポイント。
小ぶりな顔なのに球が上がりやすいのは、この設計のおかげです。
ソールの「TOUR V.T. SOLE」は、トゥ側とヒール側に段差をつけた形状。
ラフでも深い芝でも、ソールが刺さらずに抜けてくれます。
ZXiシリーズは3モデル。自分に合うのはどれ?


今回のZXiアイアンは3モデル構成です。
まずはここで自分の居場所を確認してください。
| モデル | #7ロフト | ヘッド | 対象ゴルファー | 飛距離 | 打感 | やさしさ | 価格(スチール) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ZXi7 | 32° | 軟鉄鍛造 S15C | 操作性重視の上級者・競技志向 | △ | ◎ | △ | 171,600円(6本) |
| ZXi5 | 31° | 軟鉄鍛造 S20C+クロムバナジウム鋼フェース | セミアスリート・競技志向の中級者 | ○ | ○ | ○ | 171,600円(6本) |
| ZXiR | 28.5° | 鋳造 i-ALLOY | やさしさと飛距離重視の中級者〜アベレージ | ◎ | △ | ◎ | 143,000円(5本) |
ZXi5で合っている? 30秒でチェック
ZXiアイアンは ZXi7・ZXi5・ZXiR の3モデル、ZXi5のシャフトは3種類あります。3つの質問に答えると、あなたに合うモデルと、シャフト・フレックスの目安が分かります。
まず、ドライバーの平均飛距離を教えてください
※ランを含めた、いつもの当たりの飛距離でお答えください


ZXi7と迷っているゴルファーへ。
違いは飛距離性能と寛容性です。
#7のロフトはZXi5が31度、ZXi7が32度。
ZXi5のほうが少し飛んで、芯が広い。
そのかわりつかまりが強く、打感は少し鈍くなります。
「弾道を自分で操りたい」ならZXi7、「ミスを助けてほしい」ならZXi5です。
ZXiRと迷っているゴルファーへ。
ZXiRは#7が28.5度とかなりストロングで、鋳造の独自合金「i-ALLOY」を使ったやさしいモデル。
5本セット(#6〜PW)で価格も抑えめです。
飛距離とやさしさを最優先するならZXiR。
ただし打感と操作性はZXi5に軍配が上がります。
スリクソンZXi5アイアンの試打評価 飛距離データと打感を検証


ここからが本題です。
ZXi5アイアンはどんな弾道が出て、どのヘッドスピードなら扱えるのか。
実測で検証します。
- 弾道測定:スカイトラック
- ボール:スリクソン Z-STAR XV
- クラブ:7番アイアン(ロフト31度)
ヘッドスピード帯を変えて2パターン試打しました。
自分に近いところを読んでください。
忖度なし、ゴルフクラブオタクの本気レビュー。
よかったら最後までお付き合いくださいね。
ドライバーの平均飛距離210ヤードのゴルファーをイメージして試打
試打したクラブは7番アイアン、N.S.PRO 950GH neo スチールシャフト フレックスS。
ドライバーのヘッドスピード41m/s、平均飛距離210ヤードのゴルファーを想定して試打しました。

| ヘッドスピード | 打ち出し角 | バックスピン | サイドスピン | キャリー | 飛距離 | |
| 1球目 | 34.8 | 20.7 | 4550 | -262 | 153 | 158 |
| 2球目 | 34.5 | 17.6 | 4857 | -209 | 150 | 156 |
| 3球目 | 35.6 | 19.7 | 4135 | -479 | 152 | 159 |
| 平均 | 35.0 | 19.3 | 4514 | -317 | 152 | 158 |
前作と大きさはほぼ変わらず、小ぶりですが適度なトップブレードの厚みでやさしさを感じます。
ソールはスリクソン特有の船底ソール、抜けは良さそうですね。
芯を喰った時はトランポリンのように弾く感じ。決して硬くはありません。
フェース下部で打った時も適度な柔らかさを感じ、しっかり球を拾ってくれます。
ドライバーのヘッドスピード41m/s、平均飛距離210ヤードのゴルファー想定で7番アイアンの飛距離平均キャリー152ヤード。
つかまりがよく、ややカット軌道でスイングしましたが少しドローがかかっています。
フェース下部でのヒットには特に強く、打ち出しが高く、バックスピン、飛距離もナイスショットとあまり変わりありません。
ドライバーの平均飛距離240ヤードのゴルファーをイメージして試打
試打したクラブは7番アイアン、N.S.PRO MODUS³ TOUR 105 スチールシャフト フレックスS。
ドライバーのヘッドスピード44m/s、平均飛距離240ヤードのゴルファーを想定して試打しました。

ドライバーのヘッドスピード44m/s、平均飛距離240ヤードのゴルファーの想定で平均キャリー159ヤード。
やはり、つかまりがよく少しドロー回転が入っています。
今回のZXi5アイアンについて、ダンロップはこう説明しています。
新たに開発されたフェース肉厚設計により、進化した「MAINFRAME iQ」が耐久性を高め、
DUNLOP GOLFING WORLD
従来モデル比で約4gの余剰重量を生み出し、低重心化を実現。
とあります。
これをするとバックスピン量が減るはずなんです。
しかし、ダンロップが発表している計測データではスピン量、打ち出し角ともに高くなると出ています。
では実際にはどうだったのか前作ZXi5(2024年モデル)アイアンの試打データと比べて検証してみました。
ZXi5(2027年モデル)アイアンの7番アイアン、N.S.PRO MODUS³ TOUR 105 スチールシャフト フレックスS試打データ👇
| ヘッドスピード | 打ち出し角 | バックスピン | サイドスピン | キャリー | 飛距離 | |
| 1球目 | 35.8 | 19.8 | 3941 | -808 | 162 | 168 |
| 2球目 | 36.2 | 20.3 | 4342 | -62 | 157 | 163 |
| 3球目 | 36.7 | 19.0 | 4747 | -273 | 159 | 164 |
| 平均 | 36.2 | 19.7 | 4343 | -381 | 159 | 165 |
👇が前作ZXi5(2024年モデル)アイアンの7番、N.S.PRO MODUS³ TOUR 105 スチールシャフト フレックスSで試打したデータです。
| ヘッドスピード | 打ち出し角 | バックスピン | サイドスピン | キャリー | 飛距離 | |
| 1球目 | 35.8 | 23.8 | 4257 | 130 | 157 | 162 |
| 2球目 | 36.2 | 22.3 | 5835 | -333 | 157 | 161 |
| 3球目 | 36.5 | 20.7 | 5751 | -246 | 161 | 165 |
| 平均 | 36.2 | 22.3 | 5281 | -150 | 158 | 163 |
平均のヘッドスピード(36.2m/s)は全く同じでしたが、
打ち出し角(2027モデル19.7度、2024モデル22.3度)
バックスピン(2027モデル4343、2024モデル5281)
ともに低くなっています。
打点の位置もあるのかもしれませんが、前作よりは2027モデルは少し棒球になりやすい印象です。
高さは出るが、スピンで止めるタイプではない。
キャリー、飛距離ともに少しだけ伸びているので、今作ZXi5(2027モデル)は飛距離を重視したのではないでしょうか?(これは私の意見です)
どのヘッドスピード帯でも、つかまりはよく打点の広さも感じます。
打ち出しを低く出して、バックスピンで高さを作っていく球は打てません。

ZXi5(5シリーズ)アイアン人気は絶大です
しかし、対象ゴルファーを広げにいっている感はあります
つかまりすぎない、絶妙なスピンコントロールを求めるならZXi7がおすすめです
ヘッドスピード別・番手別の飛距離目安
自分のヘッドスピードの列を、上から下へ見てください。
数字はキャリー(ボールが落ちるまでの距離)です。
今使っているアイアンと比べるときも、キャリーどうしで比べてください。
ランを含めた飛距離と見比べると、実際より飛ばないクラブに見えてしまいます。
| 番手 | HS 40m/s ドライバー200y | HS 42m/s ドライバー220y | HS 44m/s ドライバー240y |
|---|---|---|---|
| 4番 | 163 | 174 | 184 |
| 5番 | 154 | 165 | 175 |
| 6番 | 146 | 156 | 165 |
| 7番 | 138 | 147 | 155 |
| 8番 | 129 | 137 | 145 |
| 9番 | 120 | 127 | 134 |
| PW | 110 | 117 | 123 |
単位はヤード(キャリー)。
この表は「芯で捉えたとき」の目安です。
ラウンドでの平均は、ここから5〜10ヤード落ちると考えておいてください。
とくに芝の上、ライが悪いとき、傾斜のあるところでは、練習場の数字は出ません。
先ほどの試打データ(7番キャリー152〜159ヤード)は、フィッターが芯で捉えた球の平均値です。
表の数字より少し大きいのはそのためです。
打ち方によっても飛距離は変わります。
あくまで自分の位置を確かめる目安として使ってください。
ZXi5アイアンのスペックとシャフト選び(ヘッドスピード、スイングタイプ別)
ヘッド


- ヘッド素材 フェース:クロムバナジウム鋼
(#4〜7)ボディ:軟鉄(S20C)+タングステンニッケル合金
(#8〜SW)ボディ:軟鉄(S20C) - ヘッド製法 フェース:CNC加工/ボディ:軟鉄鍛造
- 仕上げ ミラー+サテン+フェースレーザー+メッキ
- その他 MADE IN JAPAN/新溝ルール適合/リアルロフト表示/レフトハンドモデルあり(#5〜9、PW)
| 番手 | ロフト (°) | ライ角 (°) | バンス (°) | FP (mm) | 長さ (インチ) |
|---|---|---|---|---|---|
| #4 | 22 | 60.5 | 13 | 2.8 | 38.75 |
| #5 | 24 | 61 | 14 | 3 | 38.25 |
| #6 | 27 | 61.5 | 15 | 3.2 | 37.75 |
| #7 | 31 | 62 | 16 | 3.5 | 37.25 |
| #8 | 35 | 62.5 | 17 | 3.8 | 36.75 |
| #9 | 39 | 63 | 18 | 4.1 | 36.25 |
| PW | 44 | 63.5 | 18 | 4.5 | 36 |
| AW | 50 | 63.5 | 18 | 4.9 | 35.75 |
| SW | 56 | 63.5 | 10 | 5.3 | 35.5 |
FP=フェースプログレッション(出っ歯の具合)。
バランスは
VENTUS TR ZXi-II for IRON カーボンシャフト D0(AW・SWはD1)
N.S.PRO MODUS³ TOUR 105 スチールシャフト D2(AW・SWはD3)
N.S.PRO 950GH neo スチールシャフト D2(AW・SWはD3)

PWが44度、セットのAWが50度です。
ヘッドスピードの速いゴルファーは、PWの下に48度・52度・58度と単品ウェッジを入れることをおすすめします。
シャフト(適合ヘッドスピード・スイングタイプ)とグリップ
推奨シャフトは3種類。
それぞれ重さ、硬さ、特徴が違いますので、自分のヘッドスピードとスイングタイプに合わせて選んでください。
ZXi5選びで失敗するとしたら、ヘッドではなくシャフト選びです。
(注)ヘッドスピードが速い、パワーがあるゴルファーは特注のダイナミックゴールドなども候補に入ります(通常モデルのラインナップには入っていません)。
グリップ
ツアーベルベットフルラバーグリップ/バックラインなし/Golf Prideロゴ入り/49.5g・口径60
N.S.PRO 950GH neo スチールシャフト


| 硬さ | 調子 | 重さ(g) | トルク | 生産 |
|---|---|---|---|---|
| S | 中 | 94.5 | 1.7 | 通常生産 |
| R | 中 | 91 | 1.9 | 特注対応 |
重さは#5の装着重量です。
適合するドライバーのヘッドスピードは40〜45m/s。
カーボンでは軽すぎる、しかしあまり重くないシャフトを使いたい。
球の上がり、つかまりのいいシャフトが好み。
軽量スチールシャフトの代表的なモデルです。
中間部分、先端部分が適度にしなり、重すぎず振りやすい。
迷ったらこれ。
ZXi5を検討する層のど真ん中に合います。
6本セット(#5〜PW)171,600円(税込)/#4、AW、SW 28,600円(税込)
N.S.PRO MODUS³ TOUR 105 スチールシャフト


| 硬さ | 調子 | 重さ(g) | トルク | 生産 |
|---|---|---|---|---|
| S | 手元 | 98 | 1.7 | 通常生産 |
| R | 手元 | 94.5 | 1.9 | 特注対応 |
重さは#5の装着重量です。
適合するドライバーのヘッドスピードは43〜47m/s。
球の高さを抑えたい、フックを防ぎたい。
重さを感じるモデルでしっかり振っていきたいゴルファーに。
数値上はそれほどハードなシャフトに見えませんが、先端部分の剛性が高く、トルクも絞られているので、しっかり振ることができるゴルファー向けです。
ZXi5はつかまりが強いので、フックに悩んでいるゴルファーの受け皿がこのシャフトです。
6本セット(#5〜PW)171,600円(税込)/#4、AW、SW 28,600円(税込)
VENTUS TR ZXi-II for IRON カーボンシャフト


| 硬さ | 調子 | 重さ(g) | トルク | 生産 |
|---|---|---|---|---|
| S | 中手元 | 79 | 3.2 | 通常生産 |
| SR | 中手元 | 77.5 | 3.2 | 特注対応 |
重さは#5の装着重量です。
適合するドライバーのヘッドスピードは40〜44m/s(SRは39〜43m/s)。
ここは誤解しやすいところなので、はっきり書いておきます。
このカーボンは「軽くて楽なシャフト」ではありません。
79gは軽量スチールの950GH neo(94.5g)から15gほど軽いだけ。
しかも調子は中手元で、先端がしっかりしています。
先を走らせて球を上げるタイプではなく、自分でヘッドを走らせて振り切るゴルファー向け。
「スチールの重さは避けたいが、しっかり振り応えは欲しい」というゴルファーにはこれ以上ない選択肢です。
逆に「軽いから楽だろう」と選ぶと、重い・上がらない・つかまらない、となります。
6本セット(#5〜PW)178,200円(税込)/#4、AW、SW 29,700円(税込)
シャフト別おすすめ早見表
| シャフト | 重さ | 推奨HS目安 (ドライバー) | こんなゴルファーに合う |
|---|---|---|---|
| VENTUS TR ZXi-II for IRON(カーボン) | 79g | 40〜44m/s | スチールの重さは避けたいが、しっかり振りたい。手元がしっかりした振り感が好み |
| N.S.PRO 950GH neo(スチール) | 94.5g | 41〜45m/s | カーボンは軽すぎるが重すぎるのも不安。上がりやすく、つかまりが良い軽量スチールの代表格 |
| N.S.PRO MODUS³ TOUR 105(スチール) | 98g | 43〜47m/s | 弾道を抑えたい/フックを防ぎたい。しっかり振っていきたい中重量スチール。先端剛性高め |
私自身は競技志向なのでMODUS³ 105を選んでいますが、万人におすすめできるのは950GH neoです。
価格をチェック
スリクソンZXi5アイアンの評価まとめ メリット・デメリット
| 評価 | 項目 | コメント |
|---|---|---|
| ◎ | 構えやすさ | 小ぶりでシャープな顔なのに、アドレスで安心感がある。「難しそう」という先入観を裏切ってくれます。 |
| ○ | バックスピン | 7番31度で4,300〜4,500rpm。グリーンで止まる量は確保していますが、打ち出し角もスピンも高いほうではありません。スピンで高さを作って止めるタイプではないので、スピン系ボールとの組み合わせが前提です。 |
| ○ | 寛容性 | フェース下部への当たりに強く、ハーフトップ気味でも拾ってくれる。ヘッドスピード40m/s以上あれば難しくありません。 |
| ○ | 操作性 | 意図的なドローやフェードもかけやすい。「もう少し操作感が欲しい」という中級者の要求に応えてくれます。 |
| ○ | 打感 | 芯を食うとトランポリンのように弾く感触で、硬さはありません。フェース下部で打ったときも適度な柔らかさがあります。ただし軟鉄鍛造の「しっとり」系ではなく、弾き感のある打感です。 |
| △ | つかまり | つかまりが良いのがZXi5の特性。スライサーには頼もしいですが、もともとフックが出やすいゴルファーはシャフト選びに注意(MODUS³ TOUR 105が有効)。 |
| △ | 価格 | スチール6本で171,600円、カーボン6本で178,200円。安くはありません。 |
スリクソン ZXi5 アイアン 総合評価
ゴルファーナオ(フィッター歴25年以上)評価
つかまりは「強め」。数値が高いほど良い項目ではないのでグラフには入れていません。スライスに悩むゴルファーには頼もしく、フックが出やすいゴルファーは N.S.PRO MODUS3 TOUR 105 で対策してください。
実測で見えたZXi5の姿は、打ち出しとスピンをむやみに増やさず、キャリーで前に運ぶタイプです。7番31度でキャリー152〜159ヤード。フェース下部のミスに強く、ヘッドスピード40m/s以上なら見た目ほど難しくありません。
減点したのは1点だけ、スピンで高さを作って止める打ち方には向かないこと。高さで止めたいゴルファーはスピン系ボールと組み合わせてください。
ZXi5は“やさしい実戦型”を求めるゴルファーにピッタリ


スリクソンZXi5アイアンは、
- やさしく打てるけれど、見た目はカッコよく
- 飛距離性能は欲しいけれど、打感も妥協したくない
- 50代以降でも戦える、頼れる武器が欲しい
そんな“欲張り”なゴルファーにこそフィットする一本です。
実際、私のフィッティング現場でも「飛び系はちょっと苦手だけど、昔の軟鉄はもうしんどい…」というゴルファーがZXi5を試打すると、「これちょうどいい!」と即決されるケースが少なくありません。
“やさしいけど、競技にも持ち込める”。このバランスを持つアイアンは意外と少なく、その意味でZXi5は貴重な存在です。
もし今のアイアンに「ちょっとしんどい」「もう少し楽をしたい」と感じているなら、ZXi5はその悩みを自然に解決してくれるかもしれません。
よくある質問
- QZXi5アイアンは初心者でも使えますか?
- A
完全な初心者には少し難しいかもしれませんが、ドライバーのヘッドスピードが40m/s以上あれば、100切り前後のゴルファーでも十分に扱えます。
ミスに強い設計で、芯を食ったときの打感の気持ち良さや操作性もあるので、上達意欲があるゴルファーには最適なステップアップモデルです。
- Qヘッドスピードがどれくらいあれば使えますか?
- A
ドライバーで40m/s以上が目安です。38m/s以下だと、球の高さとキャリーが足りず「難しい」と感じやすくなります。
その場合はロフトの立ったZXiRを試してみてください。
- QZXi5とZXi7の違いは何ですか?
- A
一言で言えば「やさしさの度合い」です。ZXi5は寛容性>操作性、ZXi7は操作性>寛容性。ZXi5はトップ気味やヒール寄りのミスに強く、直進性を重視するゴルファー向け。ZXi7は弾道コントロールやスピンを意図的にかけたい上級者・競技志向ゴルファー向けです。
- QZXi5とZXiRはどちらを選ぶべきですか?
- A
飛距離とやさしさを最優先するならZXiR(#7が28.5度、鋳造のi-ALLOY、5本セット143,000円)。打感と操作性、そして距離の打ち分けを重視するならZXi5です。ドライバーのヘッドスピードが38m/s以下のゴルファーはZXiRのほうが結果が出ます。
- Qシャフト選びで迷っています。おすすめはありますか?
- A
私の経験上、こう選ぶとフィットしやすいです。スインガー型、またはドライバーのヘッドスピード41m/s前後 → N.S.PRO 950GH neo(S)。ヘッドスピード43m/s以上で強めに叩ける → N.S.PRO MODUS³ TOUR 105(S)。スチールの重さを避けたいが、しっかり振りたい → VENTUS TR ZXi-II(S)。ヘッドスピード40m/s前後でカーボンを選ぶなら、SR(特注・77.5g)も検討してください。
- Q左利き用(レフティ)はありますか?
- A
あります。対象番手は#5〜9、PWです。
適正な距離を打ち分けるにはスピン系ボールが必要
アイアンショットをグリーンでピタッと止めるには、スピン系と言われるボールを使うことが必須条件です。
バックスピンがしっかり入ると、ショートアイアンの飛びすぎのミスを減らすこともできます。
クラブ選びで悩んでいるゴルファーへ
私は今も現役でショップに立ち、お客様と日々クラブについて話しています。
クラブ選びに迷っているゴルファーの多くが「何が正解かわからない」と言いますが、正解は、そのゴルファーのスイングや感覚に合っているかどうかです。
ZXi5アイアンは、多くのゴルファーの「ちょうどいい」を形にしたようなアイアン。
私が実際に見て、打って、勧められるクラブです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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