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スリクソンZXi5アイアン2027評価|難しい?合うゴルファーを実測

スリクソンZXi5アイアン2027評価|難しい?合うゴルファーを実測

2026年9月12日に発売されるスリクソン ZXi5 アイアン(2027年モデル)
「飛ばせる、操れる、ミスにも強い」を全部のせにした人気モデルです。

ただ、カタログの言葉を読んでも、いちばん知りたいことは書いてありません。
「で、自分に合うのか?」
ネット上には、メーカーの言葉をなぞったようなレビューばかりで「本当のところどうなの?」と感じていませんか。

この記事では、スカイトラックで計測した実測データをもとに、

  • どんな弾道が出るのか
  • やさしさは本物か
  • 自分のヘッドスピードで扱えるのか
  • 3種類あるシャフトのどれを選べばいいのか

この4つに、フィッターとして正直に答えます。

ナオ
ナオ

こんにちは、クラブフィッターのナオです
25年以上、ゴルファーのクラブ選びをサポートしている現役クラブフィッターです

【結論】ZXi5アイアンが合うゴルファー、合わないゴルファー

先に結論から書きます。

合うゴルファー

  • ドライバーのヘッドスピードが40〜47m/s
  • シャープな顔が好きだけど、結果も出したい
  • プロモデルの見た目で、飛距離も落としたくない
  • 40代〜60代で、最近少し飛距離が落ちてきた
  • グリーンでしっかり止めて、距離を打ち分けたい
  • 中級者になって、もう少し操作感が欲しくなってきた
  • スライスを止めたい、右へのミスを減らしたい

合わないゴルファー

  • ドライバーのヘッドスピードが38m/s以下 → ZXiRのほうが結果が出ます
  • とにかく飛距離を最優先したい → ロフトが立ったZXiRへ
  • もともとフックに悩んでいる → つかまりが強いので、シャフト選びで対策が必要です
  • 軟鉄鍛造の「しっとり」した打感が絶対条件 → ZXi7のほうが好みに合います
  • 軽いカーボンシャフトでないと振れない → このモデルのカーボンは79gあります

※ドライバーのヘッドスピード39m/s前後なら、カーボンのSR(特注77.5g)で軽くして使う手もあります

悩み別・ZXi5は答えになるか

自分にあてはまる行を探してください。◎と○が多ければ、ZXi5は候補に入ります。

あなたの悩み・希望ZXi5フィッターのひとこと
ややスライス、右に抜けるつかまりが良く、右へのミスが出にくい
見た目のカッコよさも譲れない小ぶりでシャープな顔つき
グリーンでボールが止まらない高さがでやすいヘッド
スピン系ボールとの組み合わせがおすすめ
距離を正確に打ち分けたい番手ごとの飛距離差が出しやすい
少し飛距離が落ちてきた低重心設計で高さとキャリーを補える
とにかく飛距離を伸ばしたいロフトの立ったZXiRのほうが上
軟鉄鍛造のしっとりした打感が欲しいZXi7のほうが好みに合う
フックに悩んでいるつかまりが強い。シャフトで対策が必要
ドライバーのヘッドスピードが38m/s以下×ZXiRを選んでください
軽いカーボンでないと振れない×このモデルのカーボンは79gあります
ナオ
ナオ

ZXi5は「やさしいけど、競技にも持ち込める」バランス型
このポジションのアイアンは意外と少なく、だからこそ長く売れ続けているシリーズなんです

価格をチェック

「これ、自分に合うかも?」と思ったゴルファーは、下のリンクから価格を確認してみてくださいね👇

ZXi5アイアンは難しい?フィッターが正直に答えます

「ZXi5って難しそう…自分には合わないかも」

そう感じているゴルファーは多いです。小ぶりでシャープな顔をしていますから、無理もありません。

でも結論から言うと、ドライバーのヘッドスピードが40m/s以上あれば難しくありません。

理由は3つ。

  • ミスヒットしても打ち出しが強い ─ 慣性モーメントが大きく、多少芯を外しても失速しません
  • フェース下部のあたりに強い ─ 少々のハーフトップなら拾ってくれます
  • つかまりが良い ─ インパクトで「右に抜ける」感覚が出にくい設計です

逆に「難しい」と感じるのは、ヘッドスピード38m/s以下のゴルファーか、飛距離を最優先したいゴルファー。
その場合はZXiRのほうが結果が出ます。

「シャープな見た目のクラブは難しい」という先入観さえ外してもらえれば、ZXi5はかなり幅広いゴルファーに合うアイアンです。

ここが効いている

ZXi5は「MAINFRAME iQ」という新しいフェース肉厚設計を採用しています。
数千回の打点シミュレーションでフェースの厚みを最適化し、そこで浮いた約4gの余剰重量を低重心化に使っているのがポイント。
小ぶりな顔なのに球が上がりやすいのは、この設計のおかげです。

ソールの「TOUR V.T. SOLE」は、トゥ側とヒール側に段差をつけた形状。
ラフでも深い芝でも、ソールが刺さらずに抜けてくれます。

ZXiシリーズは3モデル。自分に合うのはどれ?

今回のZXiアイアンは3モデル構成です。
まずはここで自分の居場所を確認してください。

モデル#7ロフトヘッド対象ゴルファー飛距離打感やさしさ価格(スチール)
ZXi732°軟鉄鍛造 S15C操作性重視の上級者・競技志向171,600円(6本)
ZXi531°軟鉄鍛造 S20C+クロムバナジウム鋼フェースセミアスリート・競技志向の中級者171,600円(6本)
ZXiR28.5°鋳造 i-ALLOYやさしさと飛距離重視の中級者〜アベレージ143,000円(5本)

ZXi5で合っている? 30秒でチェック

ZXiアイアンは ZXi7・ZXi5・ZXiR の3モデル、ZXi5のシャフトは3種類あります。3つの質問に答えると、あなたに合うモデルと、シャフト・フレックスの目安が分かります。

まず、ドライバーの平均飛距離を教えてください

※ランを含めた、いつもの当たりの飛距離でお答えください

アイアンで、いちばん解決したいことは?

打感とシャフトの好みは?

ZXi7と迷っているゴルファーへ。
違いは飛距離性能と寛容性です。
#7のロフトはZXi5が31度、ZXi7が32度。
ZXi5のほうが少し飛んで、芯が広い。
そのかわりつかまりが強く、打感は少し鈍くなります。
「弾道を自分で操りたい」ならZXi7、「ミスを助けてほしい」ならZXi5です。

ZXiRと迷っているゴルファーへ。
ZXiRは#7が28.5度とかなりストロングで、鋳造の独自合金「i-ALLOY」を使ったやさしいモデル。
5本セット(#6〜PW)で価格も抑えめです。
飛距離とやさしさを最優先するならZXiR。
ただし打感と操作性はZXi5に軍配が上がります。

スリクソンZXi5アイアンの試打評価 飛距離データと打感を検証

ここからが本題です。
ZXi5アイアンはどんな弾道が出て、どのヘッドスピードなら扱えるのか。
実測で検証します。

  • 弾道測定:スカイトラック
  • ボール:スリクソン Z-STAR XV
  • クラブ:7番アイアン(ロフト31度)

ヘッドスピード帯を変えて2パターン試打しました。
自分に近いところを読んでください。

忖度なし、ゴルフクラブオタクの本気レビュー。
よかったら最後までお付き合いくださいね。

ドライバーの平均飛距離210ヤードのゴルファーをイメージして試打

試打したクラブは7番アイアン、N.S.PRO 950GH neo スチールシャフト フレックスS
ドライバーのヘッドスピード41m/s、平均飛距離210ヤードのゴルファーを想定して試打しました。

スカイトラックでのデータ画像
ヘッドスピード打ち出し角バックスピンサイドスピンキャリー飛距離
1球目34.820.74550-262153158
2球目34.517.64857-209150156
3球目35.619.74135-479152159
平均35.019.34514-317152158

前作と大きさはほぼ変わらず、小ぶりですが適度なトップブレードの厚みでやさしさを感じます。
ソールはスリクソン特有の船底ソール、抜けは良さそうですね。

芯を喰った時はトランポリンのように弾く感じ。決して硬くはありません。
フェース下部で打った時も適度な柔らかさを感じ、しっかり球を拾ってくれます。

ドライバーのヘッドスピード41m/s、平均飛距離210ヤードのゴルファー想定で7番アイアンの飛距離平均キャリー152ヤード
つかまりがよく、ややカット軌道でスイングしましたが少しドローがかかっています。
フェース下部でのヒットには特に強く、打ち出しが高く、バックスピン、飛距離もナイスショットとあまり変わりありません。

ドライバーの平均飛距離240ヤードのゴルファーをイメージして試打

試打したクラブは7番アイアン、N.S.PRO MODUS³ TOUR 105 スチールシャフト フレックスS
ドライバーのヘッドスピード44m/s、平均飛距離240ヤードのゴルファーを想定して試打しました。

スカイトラックでのデータ画像

ドライバーのヘッドスピード44m/s、平均飛距離240ヤードのゴルファーの想定で平均キャリー159ヤード
やはり、つかまりがよく少しドロー回転が入っています。

今回のZXi5アイアンについて、ダンロップはこう説明しています。

新たに開発されたフェース肉厚設計により、進化した「MAINFRAME iQ」が耐久性を高め、
従来モデル比で約4gの余剰重量を生み出し、低重心化を実現。

DUNLOP GOLFING WORLD

とあります。
これをするとバックスピン量が減るはずなんです。
しかし、ダンロップが発表している計測データではスピン量、打ち出し角ともに高くなると出ています。
では実際にはどうだったのか前作ZXi5(2024年モデル)アイアンの試打データと比べて検証してみました。

ZXi5(2027年モデル)アイアンの7番アイアン、N.S.PRO MODUS³ TOUR 105 スチールシャフト フレックスS試打データ👇

ヘッドスピード打ち出し角バックスピンサイドスピンキャリー飛距離
1球目35.819.83941-808162168
2球目36.220.34342-62157163
3球目36.719.04747-273159164
平均36.219.74343-381159165
2027年モデル

👇が前作ZXi5(2024年モデル)アイアンの7番、N.S.PRO MODUS³ TOUR 105 スチールシャフト フレックスSで試打したデータです。

ヘッドスピード打ち出し角バックスピンサイドスピンキャリー飛距離
1球目35.823.84257130157162
2球目36.222.35835-333157161
3球目36.520.75751-246161165
平均36.222.35281-150158163
2024年モデル

平均のヘッドスピード(36.2m/s)は全く同じでしたが、
打ち出し角(2027モデル19.7度、2024モデル22.3度)
バックスピン(2027モデル4343、2024モデル5281)
ともに低くなっています。
打点の位置もあるのかもしれませんが、前作よりは2027モデルは少し棒球になりやすい印象です。
高さは出るが、スピンで止めるタイプではない。

キャリー、飛距離ともに少しだけ伸びているので、今作ZXi5(2027モデル)は飛距離を重視したのではないでしょうか?(これは私の意見です)

どのヘッドスピード帯でも、つかまりはよく打点の広さも感じます。
打ち出しを低く出して、バックスピンで高さを作っていく球は打てません。

ナオ
ナオ

ZXi5(5シリーズ)アイアン人気は絶大です
しかし、対象ゴルファーを広げにいっている感はあります
つかまりすぎない、絶妙なスピンコントロールを求めるならZXi7がおすすめです

ヘッドスピード別・番手別の飛距離目安

自分のヘッドスピードの列を、上から下へ見てください。
数字はキャリー(ボールが落ちるまでの距離)です。
今使っているアイアンと比べるときも、キャリーどうしで比べてください。
ランを含めた飛距離と見比べると、実際より飛ばないクラブに見えてしまいます。

番手HS 40m/s
ドライバー200y
HS 42m/s
ドライバー220y
HS 44m/s
ドライバー240y
4番163174184
5番154165175
6番146156165
7番138147155
8番129137145
9番120127134
PW110117123

単位はヤード(キャリー)。
この表は「芯で捉えたとき」の目安です。
ラウンドでの平均は、ここから5〜10ヤード落ちると考えておいてください。
とくに芝の上、ライが悪いとき、傾斜のあるところでは、練習場の数字は出ません。
先ほどの試打データ(7番キャリー152〜159ヤード)は、フィッターが芯で捉えた球の平均値です。
表の数字より少し大きいのはそのためです。
打ち方によっても飛距離は変わります。
あくまで自分の位置を確かめる目安として使ってください。

ZXi5アイアンのスペックとシャフト選び(ヘッドスピード、スイングタイプ別)

ヘッド

  • ヘッド素材 フェース:クロムバナジウム鋼
    (#4〜7)ボディ:軟鉄(S20C)+タングステンニッケル合金
    (#8〜SW)ボディ:軟鉄(S20C)
  • ヘッド製法 フェース:CNC加工/ボディ:軟鉄鍛造
  • 仕上げ ミラー+サテン+フェースレーザー+メッキ
  • その他 MADE IN JAPAN/新溝ルール適合/リアルロフト表示/レフトハンドモデルあり(#5〜9、PW)
番手ロフト
(°)
ライ角
(°)
バンス
(°)
FP
(mm)
長さ
(インチ)
#42260.5132.838.75
#5246114338.25
#62761.5153.237.75
#73162163.537.25
#83562.5173.836.75
#93963184.136.25
PW4463.5184.536
AW5063.5184.935.75
SW5663.5105.335.5

FP=フェースプログレッション(出っ歯の具合)。
バランスは
VENTUS TR ZXi-II for IRON カーボンシャフト D0(AW・SWはD1)
N.S.PRO MODUS³ TOUR 105 スチールシャフト D2(AW・SWはD3)
N.S.PRO 950GH neo スチールシャフト D2(AW・SWはD3)

ナオ
ナオ

PWが44度、セットのAWが50度です。
ヘッドスピードの速いゴルファーは、PWの下に48度・52度・58度と単品ウェッジを入れることをおすすめします。

シャフト(適合ヘッドスピード・スイングタイプ)とグリップ

推奨シャフトは3種類。
それぞれ重さ、硬さ、特徴が違いますので、自分のヘッドスピードとスイングタイプに合わせて選んでください。
ZXi5選びで失敗するとしたら、ヘッドではなくシャフト選びです。

(注)ヘッドスピードが速い、パワーがあるゴルファーは特注のダイナミックゴールドなども候補に入ります(通常モデルのラインナップには入っていません)。

グリップ 
ツアーベルベットフルラバーグリップ/バックラインなし/Golf Prideロゴ入り/49.5g・口径60

N.S.PRO 950GH neo スチールシャフト

硬さ調子重さ(g)トルク生産
S94.51.7通常生産
R911.9特注対応

重さは#5の装着重量です。
適合するドライバーのヘッドスピードは40〜45m/s

カーボンでは軽すぎる、しかしあまり重くないシャフトを使いたい。
球の上がり、つかまりのいいシャフトが好み。
軽量スチールシャフトの代表的なモデルです。
中間部分、先端部分が適度にしなり、重すぎず振りやすい。

迷ったらこれ。
ZXi5を検討する層のど真ん中に合います。

6本セット(#5〜PW)171,600円(税込)/#4、AW、SW 28,600円(税込)

N.S.PRO MODUS³ TOUR 105 スチールシャフト

硬さ調子重さ(g)トルク生産
S手元981.7通常生産
R手元94.51.9特注対応

重さは#5の装着重量です。
適合するドライバーのヘッドスピードは43〜47m/s

球の高さを抑えたい、フックを防ぎたい。
重さを感じるモデルでしっかり振っていきたいゴルファーに。
数値上はそれほどハードなシャフトに見えませんが、先端部分の剛性が高く、トルクも絞られているので、しっかり振ることができるゴルファー向けです。

ZXi5はつかまりが強いので、フックに悩んでいるゴルファーの受け皿がこのシャフトです。

6本セット(#5〜PW)171,600円(税込)/#4、AW、SW 28,600円(税込)

VENTUS TR ZXi-II for IRON カーボンシャフト

硬さ調子重さ(g)トルク生産
S中手元793.2通常生産
SR中手元77.53.2特注対応

重さは#5の装着重量です。
適合するドライバーのヘッドスピードは40〜44m/s(SRは39〜43m/s)。

ここは誤解しやすいところなので、はっきり書いておきます。
このカーボンは「軽くて楽なシャフト」ではありません。
79gは軽量スチールの950GH neo(94.5g)から15gほど軽いだけ。
しかも調子は中手元で、先端がしっかりしています。

先を走らせて球を上げるタイプではなく、自分でヘッドを走らせて振り切るゴルファー向け
「スチールの重さは避けたいが、しっかり振り応えは欲しい」というゴルファーにはこれ以上ない選択肢です。

逆に「軽いから楽だろう」と選ぶと、重い・上がらない・つかまらない、となります。

6本セット(#5〜PW)178,200円(税込)/#4、AW、SW 29,700円(税込)

シャフト別おすすめ早見表

シャフト重さ推奨HS目安
(ドライバー)
こんなゴルファーに合う
VENTUS TR ZXi-II for IRON(カーボン)79g40〜44m/sスチールの重さは避けたいが、しっかり振りたい。手元がしっかりした振り感が好み
N.S.PRO 950GH neo(スチール)94.5g41〜45m/sカーボンは軽すぎるが重すぎるのも不安。上がりやすく、つかまりが良い軽量スチールの代表格
N.S.PRO MODUS³ TOUR 105(スチール)98g43〜47m/s弾道を抑えたい/フックを防ぎたい。しっかり振っていきたい中重量スチール。先端剛性高め

私自身は競技志向なのでMODUS³ 105を選んでいますが、万人におすすめできるのは950GH neoです。

価格をチェック

スリクソンZXi5アイアンの評価まとめ メリット・デメリット

評価項目コメント
構えやすさ小ぶりでシャープな顔なのに、アドレスで安心感がある。「難しそう」という先入観を裏切ってくれます。
バックスピン7番31度で4,300〜4,500rpm。グリーンで止まる量は確保していますが、打ち出し角もスピンも高いほうではありません。スピンで高さを作って止めるタイプではないので、スピン系ボールとの組み合わせが前提です。
寛容性フェース下部への当たりに強く、ハーフトップ気味でも拾ってくれる。ヘッドスピード40m/s以上あれば難しくありません。
操作性意図的なドローやフェードもかけやすい。「もう少し操作感が欲しい」という中級者の要求に応えてくれます。
打感芯を食うとトランポリンのように弾く感触で、硬さはありません。フェース下部で打ったときも適度な柔らかさがあります。ただし軟鉄鍛造の「しっとり」系ではなく、弾き感のある打感です。
つかまりつかまりが良いのがZXi5の特性。スライサーには頼もしいですが、もともとフックが出やすいゴルファーはシャフト選びに注意(MODUS³ TOUR 105が有効)。
価格スチール6本で171,600円、カーボン6本で178,200円。安くはありません。

スリクソン ZXi5 アイアン 総合評価

85
★★★★☆ 100点満点中 85点
ゴルファーナオ(フィッター歴25年以上)評価
スリクソンZXi5アイアン 項目別評価グラフ 5点満点の項目別評価。構えやすさ4.7、やさしさ4.4、飛距離4.3、打感4.2、操作性4.2、スピン・止めやすさ3.7。合計25.5点を100点換算して総合85点。 項目別評価(5点満点) 0 1 2 3 4 5 構えやすさ 4.7 やさしさ(寛容性) 4.4 飛距離 4.3 打感 4.2 操作性 4.2 スピン・止めやすさ 3.7 6項目の合計 25.5点 ÷ 30点 = 総合 85点

つかまりは「強め」。数値が高いほど良い項目ではないのでグラフには入れていません。スライスに悩むゴルファーには頼もしく、フックが出やすいゴルファーは N.S.PRO MODUS3 TOUR 105 で対策してください。

実測で見えたZXi5の姿は、打ち出しとスピンをむやみに増やさず、キャリーで前に運ぶタイプです。7番31度でキャリー152〜159ヤード。フェース下部のミスに強く、ヘッドスピード40m/s以上なら見た目ほど難しくありません。
減点したのは1点だけ、スピンで高さを作って止める打ち方には向かないこと。高さで止めたいゴルファーはスピン系ボールと組み合わせてください。

ZXi5は“やさしい実戦型”を求めるゴルファーにピッタリ

スリクソンZXi5アイアンは、

  • やさしく打てるけれど、見た目はカッコよく
  • 飛距離性能は欲しいけれど、打感も妥協したくない
  • 50代以降でも戦える、頼れる武器が欲しい

そんな“欲張り”なゴルファーにこそフィットする一本です。

実際、私のフィッティング現場でも「飛び系はちょっと苦手だけど、昔の軟鉄はもうしんどい…」というゴルファーがZXi5を試打すると、「これちょうどいい!」と即決されるケースが少なくありません。

“やさしいけど、競技にも持ち込める”。このバランスを持つアイアンは意外と少なく、その意味でZXi5は貴重な存在です。

もし今のアイアンに「ちょっとしんどい」「もう少し楽をしたい」と感じているなら、ZXi5はその悩みを自然に解決してくれるかもしれません。

よくある質問

Q
ZXi5アイアンは初心者でも使えますか?
A

完全な初心者には少し難しいかもしれませんが、ドライバーのヘッドスピードが40m/s以上あれば、100切り前後のゴルファーでも十分に扱えます。
ミスに強い設計で、芯を食ったときの打感の気持ち良さや操作性もあるので、上達意欲があるゴルファーには最適なステップアップモデルです。

Q
ヘッドスピードがどれくらいあれば使えますか?
A

ドライバーで40m/s以上が目安です。38m/s以下だと、球の高さとキャリーが足りず「難しい」と感じやすくなります。
その場合はロフトの立ったZXiRを試してみてください。

Q
ZXi5とZXi7の違いは何ですか?
A

一言で言えば「やさしさの度合い」です。ZXi5は寛容性>操作性、ZXi7は操作性>寛容性。ZXi5はトップ気味やヒール寄りのミスに強く、直進性を重視するゴルファー向け。ZXi7は弾道コントロールやスピンを意図的にかけたい上級者・競技志向ゴルファー向けです。

Q
ZXi5とZXiRはどちらを選ぶべきですか?
A

飛距離とやさしさを最優先するならZXiR(#7が28.5度、鋳造のi-ALLOY、5本セット143,000円)。打感と操作性、そして距離の打ち分けを重視するならZXi5です。ドライバーのヘッドスピードが38m/s以下のゴルファーはZXiRのほうが結果が出ます。

Q
シャフト選びで迷っています。おすすめはありますか?
A

私の経験上、こう選ぶとフィットしやすいです。スインガー型、またはドライバーのヘッドスピード41m/s前後 → N.S.PRO 950GH neo(S)。ヘッドスピード43m/s以上で強めに叩ける → N.S.PRO MODUS³ TOUR 105(S)。スチールの重さを避けたいが、しっかり振りたい → VENTUS TR ZXi-II(S)。ヘッドスピード40m/s前後でカーボンを選ぶなら、SR(特注・77.5g)も検討してください。

Q
左利き用(レフティ)はありますか?
A

あります。対象番手は#5〜9、PWです。

適正な距離を打ち分けるにはスピン系ボールが必要

アイアンショットをグリーンでピタッと止めるには、スピン系と言われるボールを使うことが必須条件です。
バックスピンがしっかり入ると、ショートアイアンの飛びすぎのミスを減らすこともできます。

クラブ選びで悩んでいるゴルファーへ

私は今も現役でショップに立ち、お客様と日々クラブについて話しています。

クラブ選びに迷っているゴルファーの多くが「何が正解かわからない」と言いますが、正解は、そのゴルファーのスイングや感覚に合っているかどうかです。

ZXi5アイアンは、多くのゴルファーの「ちょうどいい」を形にしたようなアイアン。
私が実際に見て、打って、勧められるクラブです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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