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【ZXi5アイアン】はやさしくて使える?クラブフィッター歴25年の本音レビュー

スリクソンZXi5アイアン【試打レビュー】プロモデルっぽいのに簡単 飛距離性能を検証
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こんにちは、ゴルファーナオです。
私はゴルフクラブ販売、クラブフィッティング実績25年以上、現在もショップに勤務する現役クラブフィッターです。
今回は、そんな私が本気で「これは多くのゴルファーに合う」と感じた【スリクソンZXi5アイアン】をレビューします。

このクラブ、実は私自身が「これはブログで絶対紹介したい」と思って取り上げた商品です。
競技志向のゴルファーにも、シニアになって少し飛距離が落ちてきたゴルファーにも、どちらにも刺さる絶妙な設計になっています。

このZXi5アイアン、気になっている方は多いと思います。
でもネット上には、メーカーの言葉をなぞったようなレビューばかりで「本当のところどうなの?」と感じていませんか?

実際にドライバーヘッドスピード40〜44m/s前後の方に向けた視点で、
「どんな弾道が出たか?」「やさしさは本物か?」「中上級者でも満足できるか?」など、現場のリアルな声を込めてレビューしています。

「やさしさ」と「操作性」の黄金比

ZXi5アイアンは、見た目は適度にシャープ。
でも構えてみると「包み込んでくれそう」な安心感がある。
実際に打ってみると、ミスヒット時の飛距離ロスが少ないのに、軟鉄風の打感がしっかり残っている

これは、前作ZX5に比べて「反発力」と「慣性モーメント」が明確に進化してる証拠。
球が強く出るのに、打感は意外とソフト。
芯を外しても打ち出しが強いので、風に強く、コースでの安定感が増します。

ZXi5 アイアンが合うゴルファー

  • シャープな顔が好きだけど、結果も出したい
  • プロモデルでも飛距離をだしたい
  • 40代〜60代で、最近ちょっと飛距離が落ちてきた
  • 正確に距離を打ち分けたい
  • 月例競技や研修会に参加している or これから参加したい
  • フックを防ぎたい

↓の画像はスリクソンZXiシリーズ
ZXi7ZXi5ZXi4
※商品の文字をクリックすると商品レビュー記事へ飛びます

スリクソンZXi7と大きく違う点は

飛距離性能の高さと寛容性。
ZXi5の7番(31度)、ZXi7の7番(32度)
飛距離が少し延び、芯が広い。
そのかわり、つかまりが強くなり、打感は鈍感になります。

Diamana ZXi for IRON カーボンシャフト
6本セット(#5〜9、PW) 158,400円(税抜価格 144,000円)
1本(#4、AW、SW) 26,400円 (税抜価格 24,000円)

N.S.PRO MODUS3 TOUR105 スチールシャフト
6本セット(#5〜9、PW) 151,800円(税抜価格 138,000円)
1本(#4、AW、SW) 25,300円 (税抜価格 23,000円)

N.S.PRO 950GH neo スチールシャフト
6本セット(#5〜9、PW) 151,800円(税抜価格 138,000円)
1本(#4、AW、SW) 25,300円 (税抜価格 23,000円)

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スリクソンZXi5アイアンの評価グラフ
ナオ
ナオ

バランスの良い中級者~上級者用モデル
上手くなりたい、カッコよく簡単なモデルを使いたいゴルファーはZXi5を使っておけば大丈夫
安心してオススメできるアイアンです

最新ZXi5 アイアンはどんなゴルファーに合うのか?
飛距離、特徴、打感などを試打検証します。
※弾道測定にはスカイトラックを使用
 ボールはスリクソンZスターXV

忖度なし、ゴルフクラブオタクの本気レビュー。
よかったら最後まで読んでいってくださいね。

■ 他モデルと比べると?

  • 242CB+(ブリヂストン):同等の操作性。飛距離はZXi5が◎
  • Xフォージドスター(キャロウェイ):操作性、打感はキャロウェイ。飛距離、寛容性はZXi5が◎
  • ZXi7(スリクソン):操作性、打感はZXi7。飛距離、寛容性はZXi5が◎

スリクソンZXi5アイアン 試打評価 飛距離目安

ドライバーの平均飛距離220ヤードのゴルファーをイメージして試打

試打したクラブは7番アイアン、N.S.PRO 950GH neo スチールシャフト フレックスS。
ドライバーのヘッドスピード42m/s、平均飛距離220ヤード、フェードヒッターのゴルファーを想定して試打。

スカイトラックでのデータ画像
スカイトラックでのデータ画像 サイドスピン(+スライス-フック)
ヘッドスピード打ち出し角バックスピンサイドスピンキャリー飛距離
1球目35.022.14235244154160
2球目35.621.04119-417152158
3球目35.320.94216-61151157
平均35.321.34190-78152158

「やっぱりいい」
ヘッド形状はカッコいいのに簡単。
非常にやわらかい打感ではありませんが、ボールがフェースに吸い付くような感触があります。
球の高さがちょうどよく、バックスピンも十分かかるのでグリーンに落ちてしっかり止まります。
キャリーは152ヤード
打ちこみすぎずフェース下部スコアライン2本目あたりでヒットするとバックスピンがよくかかってくれます。
つかまりが良く、インパクトで滑って右に行く感覚はありません。
大きいスライスを打つのは難しそうです。

ナオ
ナオ

プロモデルっぽいのに「簡単、飛ぶ、操作しやすい」
セミアスリートモデルの最高傑作です

ZXシリーズ特有、ソール部分が船底のようにカットされているので抜群の抜けのよさ。
ボールに対して構えた感じはストレートで小ぶりなヘッド、安心感のあるトップブレード。
バックフェースも美しい。

ナオ
ナオ

正直なところ、前作との大きな違いは感じられませんでした
スリクソンZX5シリーズ、これ以上変えようがない完成度です

ドライバーの平均飛距離220ヤード、ヘッドスピード42m/sくらいのゴルファーの各番手飛距離目安

番手456789P
飛距離(ヤード)180170160150140125110
番手別飛距離目安(4Iは難しい)

ドライバーの平均飛距離240ヤードのゴルファーをイメージして試打

試打したクラブは7番アイアン、N.S.PRO MODUS3 TOUR 105 スチールシャフト フレックスS。
ドライバーのヘッドスピード44m/s、平均飛距離240ヤード、ストレートヒッターを想定して試打。

スカイトラックでのデータ画像
スカイトラックでのデータ (サイドスピン +スライス-フック)
ヘッドスピード打ち出し角バックスピンサイドスピンキャリー飛距離
1球目35.823.84257130157162
2球目36.222.35835-333157161
3球目36.520.75751-246161165
平均36.222.35371-236158163

7番アイアン、平均でキャリー158ヤード、まずまずです。
バックスピンがしっかり入り、高さのそろったきれいな弾道。
よくつかまります。
カットしてスライスを打つのは難しい。
ドローヒッターはシャフトをシッカリさせたほうが良いでしょう。

インパクトの入射角がきついゴルファーはショートアイアンの飛びすぎに注意。
バックスピンが減り、思わぬ飛距離がでてしまうことがあります。

ナオ
ナオ

インパクトの弾き感はあります
軟鉄鍛造アイアンのやわらかい打感は期待してはいけません

ドライバーの平均飛距離240ヤード、ヘッドスピード44m/sくらいのゴルファーの各番手飛距離目安

番手456789P
飛距離(ヤード)192182172160148135120
番手別飛距離目安

ドライバーの平均飛距離210ヤードのゴルファーをイメージして試打

試打したクラブは7番アイアン、シャフトはDiamana ZXi for IRON カーボンシャフト フレックスS。
ドライバーのヘッドスピード40m/s、平均飛距離210ヤード、ドローヒッターのゴルファーを想定して試打。

スカイトラックでのデータ画像
スカイトラックでのデータ画像 サイドスピン(+スライス-フック)
ヘッドスピード打ち出し角バックスピンサイドスピンキャリー
1球目34.019.54943-497144
2球目35.018.94714-612144
3球目34.220.44769-480143
平均34.419.64809-530144

軽いドローボールでキャリーの平均は144ヤード。
高さもそろい、きれいな弾道です。
2球目は左に大きく曲げてしまいました。(打ち手のミスです🙇)
Diamana ZXi for IRON カーボンシャフト振りやすい!
Sで68.5g。
一般的なカーボンシャフトよりは少し重め。
適度に硬さはあるので、ある程度のヘッドスピードは必要です。
(Sシャフトの場合、ドライバーで40m/s以上は欲しい)
全体的につかまりが強いのはシャフトよりはヘッドの性能だと思われます。

打点はそれほど広くないのですが、フェース下部のあたりに強く、少々のハーフトップなら救ってくれます。

ナオ
ナオ

フェースが少し開いてインパクトしてもあまり曲がらず飛んでくれる
つかまりと弾きのよさを感じるクラブです

ドライバーの平均飛距離210ヤード、ヘッドスピード40m/sくらいのゴルファーの各番手飛距離目安

番手456789P
飛距離(ヤード)175165155145135120105
番手別飛距離目安(4Iは難しい)

ZXi5 アイアン スペック(飛距離、操作性、形状美を兼ね備えたモデル)

飛距離、操作性、寛容性のすべてを兼ね備えた。

ダンロップスポーツより

ヘッド 

ヘッド素材 フェース・クロムバナジウム鋼
      (#4~7)ボディ・軟鉄(S20C)+タングステンニッケル合金
      (#8~SW)ボディ・軟鉄(S20C)

ヘッド製法 フェース・CNC加工 ボディ・軟鉄鍛造
仕上げ ミラー+サテン+フェースレーザー+メッキ

番手#4#5#6#7#8#9PWAWSW
ロフト角(度)222427313539445056
ライ角(度)60.56161.56262.56363.563.563.5
バンス角(度)131415161718181810
FP(mm)2.833.23.53.84.14.54.95.3
クラブ長(インチ)38.7538.2537.7537.2536.7536.2535.7535.7535.75
FP(フェースプログレッション・出っ歯の具合)

シャフト(適合ヘッドスピード スイングタイプ) グリップ

推奨シャフトが3種類あります。
それぞれ重さ、硬さ、特徴が違いますので自分のヘッドスピード、スイングタイプに合わせて選んでください。
(注)ヘッドスピードが速い、パワーがあるゴルファーは特注のダイナミックゴールドシャフトなども候補に入ります。(通常モデルではラインナップに入っていません)

グリップ

ツアーベルベットフルラバーグリップ
バックライン無し GOLF PRIDEロゴ入り
49.5g 口径60

DIAMANA ZXi for IRON カーボンシャフト

硬さ調子重さ(g)トルク
S68.53.4通常生産
SR673.4特注対応
R65.53.4特注対応
重さは#5の装着重量です
  • 適合するドライバーのヘッドスピードは38~42m/s
  • スチールシャフトでは重くて振りにくい、軽くてしなりのあるシャフトが好み。
  • 球の高さを上げたい。

中調子ですがシャフト先端のしなりがあり、球が上げやすくつかまえやすい。
トルクはしっかりしているので左右のばらつきを抑えてくれます。

6本セット(#5~PW)¥158,400(税込)
#4、AW、SW ¥26,400(税込)

NSプロ 950GH NEO  スチールシャフト

硬さ調子重さ(g)トルク
S94.51.7通常生産
R911.9特注対応
重さは#5の装着重量です
  • 適合するドライバーのヘッドスピードは41~44m/s
  • カーボンシャフトでは軽すぎる、しかしあまり重くないシャフトを使いたい。
  • 球の上がり、つかまりのいいシャフトが好み。

軽量スチールシャフトの代表的なモデル。
中間部分、先端部分が適度にしなり、重すぎず振りやすいシャフトです。

6本セット(#5~PW)¥151,800(税込)
#4、AW、SW ¥25,300(税込)

NSプロ MODUS3 TOUR 105 スチールシャフト

硬さ調子重さ(g)トルク
S手元981.7通常生産
R手元94.51.9特注対応
重さは#5の装着重量です
  • 適合するドライバーのヘッドスピードは43~46m/s
  • 球の高さを抑えたい、フックを防ぎたい。
  • 重さを感じるモデルでしっかり振っていきたい。

数値上はそれほどハードなシャフトに見えませんが、先端部分の剛性が高く、トルクもしぼられているのでしっかり振ることができるゴルファー向け。

6本セット(#5~PW)¥151,800(税込)
#4、AW、SW ¥25,300(税込)

【まとめ】ZXi5は“やさしい実戦型”を求める方にピッタリ!

ZXi5 アイアンは
簡単なアスリートモデルです

スリクソンZXi5アイアンは、
✅ やさしく打てるけど、見た目はカッコよく
✅ 飛距離性能は欲しいけど、打感も妥協したくない
✅ 50代以降でも戦える、頼れる武器が欲しい
そんな“欲張り”なゴルファーにこそフィットする一本です。

実際、私のフィッティング現場でも「飛び系はちょっと苦手だけど、昔の軟鉄はもうしんどい…」という方が、このZXi5を試打すると「これちょうどいい!」と即決されるケースも少なくありません。

“やさしいけど、競技にも持ち込める”
このバランスを持つアイアンは意外と少なく、その意味でもZXi5は非常に貴重な存在。

もし、今のアイアンに「ちょっとしんどい」「もう少し楽したい」と感じているなら、
ZXi5はその悩みを自然に解決してくれるかもしれません。

ナオ
ナオ

正直、前作ZX5 MK2とどこが違うの?という出来
このシリーズはもう完成形に近いのでしょうね

スリクソンZXi5アイアンを使用したゴルファーの感想

  • 小ぶりなヘッドの割には簡単
  • つかまりがよくスライスしない
  • バックスピンがしっかり入りグリーンでピタッと止まる
  • プロモデルアイアンらしくない飛距離性能
  • つかまりが強すぎてフックしてしまう
  • ショートアイアンが飛びすぎる
  • 打感が硬く感じる

PW(ピッチングウェッジ)のロフト44度。セットのアプローチは50度。
ヘッドスピードの速いゴルファーはPWの下に48度、52度、58度と単品ウェッジを入れることをオススメします。

■ クラブ選びで悩むあなたへ

私は今も現役でショップに立ち、お客様と日々クラブについて話しています。
クラブ選びに迷っている人の多くが「何が正解かわからない」と言いますが、
正解は、その人のスイングや感覚に合っているかどうかです。

ZXi5アイアンは、多くのゴルファーの「ちょうどいい」を形にしたようなアイアン
私が実際に見て、打って、勧められるクラブです。

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適正な距離を打ち分けるにはスピン系ボールが必要

アイアンショットをグリーンでピタッと止めるにはスピン系と言われるボールを使うことが必須条件。
バックスピンがしっかり入るとショートアイアンでの飛びすぎのミスを減らすこともできます。

おすすめのスピン系ボールを紹介します。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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