キャロウェイゴルフより2026年最新モデルQUANTUM(クアンタム)シリーズが発売されました。
ユーティリティは、スコアを支える大切なクラブです。
飛距離のつなぎ役としてだけでなく、「長い距離をできるだけやさしく打ちたい」ときに頼りになる存在でもあります。
今回試打したのは、キャロウェイの「 QUANTUM MAXユーティリティ」。
高初速設計や寛容性の高さが特徴とされていますが、実際に打ってみるとどんな弾道になるのか。飛距離や安定性はどうなのか。
カタログだけでは分からない部分を、実際の試打を通して確認しました。


QUANTUM MAXユーティリティは一般的なユーティリティ(写真はAPEX UW)と比べ、フェースとバックフェースの幅が小さく、ヒールからトゥまでが長い構造です。
見た目はウッド系ではなくアイアンライクなクラブ。
キャロウェイっぽくないですね。
番手構成は#3(19度)、#4(21度)、#5(24度)、#6(27度)、#7(30度)の5種類(3度ピッチ)。
#6のSシャフト、#7は全て受注生産です。


ロフト可変式ヘッド(カチャカチャモデル)とAI設計フェースで番手間の飛距離ギャップを適正に弾道補正効果もこれまで以上に発揮されます。
左用もありますので、ゴルファーの細かい要望にも的確に応えてくれます。
実際の試打レビュー

- コントロール性が高い
- おとなしめの打音
- ミスヒット時の寛容性は高い
- フェースが前作より長くなった
- つかまりすぎない
今回のQUANTUM MAXユーティリティに装着されている純正シャフトは
ATHLEMAX 60(フレックスS、70g)、ATHLEMAX 80(フレックスSのみ、85.5g)
の2種類です。
前作の純正シャフトより重いシャフト(ATHLEMAX 60)が装着されています。
フェアウェイウッド→ユーティリティとシャフトは重くした方が流れがいいので、この変更は正解だと思います。(スチールシャフトはカスタムになりました)
本体価格(定価)
純正カーボン ¥57,200(税込)
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QUANTUM MAXユーティリティが合うゴルファーは
- 操作性の高いモデルを好む
- ライン出しができるユーティリティが欲しい
- つかまり過ぎのフックを嫌う
- 細かい距離を打ち分けたい(可変式ロフト)
- 中弾道で飛距離性能の高いモデルが好き
全番手を実際に試打し、フィッター視点から
「番手別の飛距離目安」と「スイングタイプ別のシャフト分類」をまとめました。
【QUANTUM MAXユーティリティ 番手別の飛距離目安】
ドライバーのヘッドスピード約42〜45m/sの場合
| 番手 | ロフト | 想定飛距離 |
|---|---|---|
| #3 | 19° | 約190〜210Y |
| #4 | 21° | 約185〜205Y |
| #5 | 24° | 約175〜195Y |
| #6 | 27° | 約165〜185Y |
| #7 | 30° | 約155〜175Y |
【スイングタイプ別適したシャフトフレックス・重量】
| スイング傾向 | ヘッドスピード目安 | 推奨フレックス | シャフト重量(g) |
|---|---|---|---|
| ゆったり シャロー・スイープ系 | 39〜42m/s | ATHLEMAX 60 フレックス R〜SR | 64.6〜67.8g |
| 標準的・中間テンポ・ターフを取るタイプ | 41〜44m/s | ATHLEMAX 60 フレックス S | 70g |
| ハードヒッター 打ち込むタイプ フックを嫌うタイプ | 43〜48m/s | ATHLEMAX 80 フレックス Sのみ | 85.5g |
(ヘッドスピードはドライバーで振った場合です)
※シャフトや番手の選択は、あくまで目安です。必ずご自身のスイング傾向・使用目的に合わせてご検討ください。
QUANTUM MAXユーティリティ試打検証


進化したQUANTUM MAXユーティリティを実際に試打をして性能、飛距離、特性を検証します。
さらにヘッドスピード別の飛距離目安、シャフトの選び方についても解説しています。
試打したクラブは
QUANTUM MAXユーティリティ#4(21度)
純正 ATHLEMAX 60(フレックスS 70g)
純正 ATHLEMAX 80(フレックスS 85.5g)
※弾道測定にはスカイトラックを使用
(ミス球も含めて傾向は確認済み。その中から代表値として3球を掲載)
「他モデルと比較して選びたい」という方は、下記の記事を参考にしてください👇
やさしいユーティリティおすすめ9選
キャロウェイの「APEX UW」の試打レビューは👇
APEX UW UTより飛んでFWよりやさしい”中上級者の武器”
QUANTUM MAXユーティリティ #4(21度) ATHLEMAX 60(フレックスS) 試打検証
ドライバーのヘッドスピード43m/s、平均飛距離230ヤードのゴルファー設定で試打



| ヘッドスピード | 打ち出し角 | バックスピン | サイドスピン | キャリー | 飛距離 | |
| 1球目 | 39.6 | 14.8 | 3865 | -168 | 187 | 196 |
| 2球目 | 38.5 | 19.5 | 4042 | 0 | 185 | 192 |
| 3球目 | 40.5 | 17.8 | 4595 | 664 | 185 | 191 |
| 平均 | 39.6 | 17.4 | 4167 | 165 | 186 | 193 |
見た目はシャープなヘッドなので、もっと低い弾道になるのかと思ったのですが、かなり簡単に球が上がります。
打点も大きく、最初のショットはフェース下部ヒットだったのですが、ナイスショットと遜色なし。
21度のユーティリティなので、飛距離193ヤードは妥当です。
私が気に入った最大の特徴は左に行かないこと。
ユーティリティは基本的にヘッドが返りやすく、フックのミスが出やすいのですが、クアンタムMAXユーティリティはヘッドが返りにくい。
フェース面をコントロールしやすいので、ラインを出したショットが可能になります。


純正のATHLEMAX 60シャフトもいいですね。
以前のキャロウェイユーティリティに装着されていた純正シャフトのような少し頼りない感じは全くなく、トルクが締まりシャキッとして無駄なしなりがありません。

ユーティリティ用に重量を重くして、トルクを絞った「ATHLEMAX 60」純正シャフト、今回のモデルに見事マッチしています
ドライバーのヘッドスピード43m/s、平均飛距離230ヤードのゴルファー 番手ごと参考飛距離
| #3 | #4 | #5 | #6 | #7 |
| 200y | 190y | 180y | 170y | 160y |
QUANTUM MAXユーティリティ #4(21度) ATHLEMAX 80(フレックスS) 試打検証
ドライバーのヘッドスピード44m/s、平均飛距離240ヤード、ドローヒッターの設定で試打



| ヘッドスピード | 打ち出し角 | バックスピン | サイドスピン | キャリー | 飛距離 | |
| 1球目 | 40.3 | 16.1 | 4216 | -61 | 197 | 204 |
| 2球目 | 40.0 | 18.5 | 3321 | -536 | 199 | 207 |
| 3球目 | 40.1 | 15.7 | 3711 | -486 | 197 | 206 |
| 平均 | 40.1 | 16.8 | 3749 | -361 | 198 | 206 |
カチッとしたおとなしめなインパクト音。打感はマイルドです。
今回は少しスピードを上げ、しっかりつかまえて打ってみました。
飛距離は平均206ヤード、5番ウッドと4番アイアンの間を埋めるのにぴったりな番手(#4 21度)です。
ラインを出しやすい形状なので、狭いホールのティショットでも活躍してくれそうですね。


ATHLEMAX 80はユーティリティ専用のカーボンシャフトとして今回から登場したキャロウェイオリジナルシャフトです。
重量感があり(85.5g)、軽量スチールシャフトより硬く感じます。
コントロール性の高い、簡単なユーティリティを求めているゴルファーにはピッタリですね。

どうしてもスライスが嫌な場合はソールについているウェイトをトゥ側に3g、ヒール側を13gにすればつかまりがよくなります
(ノーマル設定はトゥ側13g、ヒール側3g)
ドライバーのヘッドスピード45m/s、平均飛距離250ヤードのゴルファー 番手ごと参考飛距離
| #3 | #4 | #5 | #6 | #7 |
| 215y | 205y | 195y | 185y | 175y |
QUANTUM MAX ユーティリティ テクノロジー スペック シャフトの選び方




スピードウェーブ2.0をソール内に接着
ロフト・ライ角の設定バリエーションが多いオプティフィット4をホーゼルに搭載進化したステップ・ソールデザインも採用
キャロウェイゴルフ公式サイト
キャロウェイが培ってきたAI設計も継続導入
構えたときにスリムに見えるヘッド形状
豊富なオリジナルシャフトで、よりフィットした1本を
ロフト角は表示されているロフト角から、−1°〜+2°までの調整が可能。
ライ角はスタンダード・アップライトの調整が可能。
#3、#4、#5に左用設定もあります。


| 番手 | #3 | #4 | #5 | #6 | #7 |
| ロフト角(度) | 19 | 21 | 24 | 27 | 30 |
| ヘッド体積(CC) | 106 | 101 | 100 | 94 | 90 |
| ライ角(度) | 59.75 | 60.385 | 61.0 | 61.625 | 62.25 |
| 標準クラブ長(インチ) | 40.75 | 40.125 | 39.5 | 38.875 | 38.25 |
総重量
ATHLEMAX 60 約363g(5H フレックスS)
ATHLEMAX 80 約372g(5H フレックスS)


本体価格(定価)
純正カーボン ¥57,200(税込)
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標準シャフト 適合ゴルファーは?
2種類の標準カーボンシャフトがあります。
ノーマルタイプのATHLEMAX 60としっかり叩けるATHLEMAX 80です。
| スイング傾向 | ヘッドスピード目安 | 推奨フレックス | シャフト重量(g) |
|---|---|---|---|
| ゆったり シャロー・スイープ系 | 39〜42m/s | ATHLEMAX 60 フレックス R〜SR | 64.6〜67.8g |
| 標準的・中間テンポ・ターフを取るタイプ | 41〜44m/s | ATHLEMAX 60 フレックス S | 70g |
| ハードヒッター 打ち込むタイプ フックを嫌うタイプ | 43〜48m/s | ATHLEMAX 80 フレックス Sのみ | 85.5g |
ATHLEMAX 60


| フレックス | R | SR | S |
| 重量(g) | 64.6 | 67.8 | 70.0 |
| トルク(度) | 3.7 | 3.5 | 3.3 |
| キックポイント | 中 | 中 | 中 |
適応ゴルファー
- フレックスR
ドライバーのヘッドスピード36~39m/s
ロフト30~32度の7番アイアンの飛距離145ヤード以下 - フレックスSR
ドライバーのヘッドスピード38~42m/s
ロフト30~32度の7番アイアンの飛距離140~155ヤード - フレックスS
ドライバーのヘッドスピード41~44m/s
ロフト30~32度の7番アイアンの飛距離150ヤード以上

オリジナルシャフトのATHLEMAX(アスレマックス)
中調子でロートルク、方向性を出しやすいシャフトです
ATHLEMAX 80


| フレックス | S |
| 重量(g) | 85.5g |
| トルク(度) | 3.1 |
| キックポイント | 中 |
シャフト重量は85.5g。カーボンシャフトとしてはかなり重めの設定です。
トルクがしぼられキックポイントは中調子でしっかりしています(人によってはスチールシャフトのNS950より硬く感じる場合もあります)
球をふけ上がらせたくない、フックさせたくないゴルファーにはピッタリ。
ドライバーのヘッドスピードは43m/s以上くらいは欲しいところ。
適応ゴルファー
- フレックスSのみ
ドライバーのヘッドスピード43~46m/s
ロフト30~32度の7番アイアンの飛距離155ヤード以上

ハードヒッターにはピッタリ
重量感があり、トルクもしぼられたしっかりしたシャフトです
純正グリップ

Callaway Tour Velvet 360ラバー バックライン無し
約46g 口径60
QUANTUM MAX ユーティリティ 評価 まとめ


前作よりフェースのトゥ側からヒール側までが長くなり、フェースとバックフェースの間は狭くなっています。
全体的にアイアンライクなユーティリティ。
目標に対してスクエアに合わせやすく、ラインを出しやすい形状になりました。
ユーティリティは左にフックしやすい傾向があるのですが、QUANTUM MAXユーティリティはフェースコントロールがしやすく、曲がり幅をコントロールしやすい印象です。
AI設計のフェースなので弾道補正効果もこれまで以上に発揮されるようですが、それほど芯が広いなという感覚はありませんでした。
ただし下打点でもキャリーは落ちにくかったです。
バックスピンが抑えられ強弾道のボールが出るので、いつものキャロウェイユーティリティよりも飛距離性能は高いモデルだと思います。

クアンタムMAXユーティリティを試打したゴルファーの評価
良い点
- 初速が出やすい/当たりが薄くても前に行く(ミスへの強さ)
「薄い当たりでも飛ぶ」 - 直進性が高く、左右のブレが出にくい(曲がりにくい)
- 構えやすい スリムで“アイアンっぽく”ラインが出しやすい
- ソールの抜けが良く、ダフりに強そう(ラフ/悪いライで助かる)
- 純正シャフトの選択肢が好評
悪い点
- 顔(見た目)が好みを分ける 細長くスリムで「気になる人は気になる」
- 打感が「やや硬い」と感じる
- “つかまり補助”が欲しい人には、MAX(標準)だと物足りない可能性 → 別モデル推奨になりがち
- 構えたときの安心感はあるが、芯が特別広いという印象ではない
- 定価57,200円(税込)という価格設定は、最近のユーティリティとしては標準〜やや高め

クアンタムMAXユーティリティは飛距離性能、方向性の部門で評価が高く、見た目は好みが分かれそうです
私はアイアンライクなこの顔、好きですけどね
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
よくある質問
- Qハイブリッドとユーティリティは何が違うのですか?
- A
メーカー、モデルごとに呼び方が違うだけで同じものです。
主にロングアイアンのかわりに簡単に使えるクラブになります。
- Q可変式スリーブ付きのシャフトは他のメーカーのロフトライ可変式モデルにもカチャカチャして簡単に使えますか?
- A
メーカー、モデルごとにスリーブの形状を変えていますので他のモデルに使用することはできません。








