「飛ぶけど、曲がる」
「芯に当たってもなぜかスピン量が安定しない」
そんなドライバーの悩み、ありませんか？
2025年に登場した【テーラーメイド Qi35ドライバー】は、 “打点のバラつき”にも強く、飛距離性能と寛容性を両立したモデル。
この記事では、クラブフィッター歴25年以上の筆者ナオが、
実際にヘッドスピード別に打ち比べながら、Qi35の性能をリアル評価。
試打データ・使用感・おすすめシャフトまで網羅し、
「このドライバーは誰に合うのか？」を明確にお伝えします。
「MAXとの違いは？」「どのシャフトを選べばいい？」と悩んでいるゴルファーは、ぜひ最後までご覧ください。
※ Qi 35MAXドライバーについては👇記事をご覧ください
https://www.golfer-nao.com/qi35-max-driver/
発売されたQIシリーズのドライバーは4モデル。
「Qi35」「Qi35 MAX」「Qi35MAX LITE」とSELECT STORE限定「Qi35 LS」
Qi35ドライバーのヘッド特性はBゾーン。
つかまりがよくロースピンで強弾道。
打点も広く欠点の少ないドライバーです。
インパクトで付近でヘッドターンさせるゴルファーとも相性がいい。
Qi35 MAXドライバーとの違いはヘッドの返りやすさ、ロースピン、操作性ですね。
🎯 あなたに合っているのはどっち？Qi35 or Qi35 MAX
【Q1】ドライバーショットで“右へのミス”が多い
→ YES：Q2へ進む
→ NO ：Q3へ進む
【Q2】弾道が高くなりすぎるのは気にならない
→ YES：👉 Qi35 MAX が合っています
→ NO ：👉 Qi35（通常モデル）がおすすめ
【Q3】持ち球はフック or チーピン気味
→ YES：👉 Qi35（通常モデル）がおすすめ
→ NO ：Q4へ進む
【Q4】とにかくやさしさ・ミスの少なさを重視したい
→ YES：👉 Qi35 MAX が合っています
→ NO ：👉 Qi35（通常モデル）がおすすめ
Qi 35MAXドライバーの試打レビュー記事については👇記事をご覧ください
https://www.golfer-nao.com/qi35-max-driver/
QI35ドライバー
純正シャフト
2025 Diamana BLACK TM60 (S） ￥99,000（税込）
2025 Diamana SILVER TM55 (S） ￥99,000（税込）
2025 Diamana BLUE TM50 (SR,R) ￥99,000（税込）
| シャフト名 | ヘッドスピード目安 | 特徴 | リンク |
|---|---|---|---|
| Diamana BLUE TM50（R/SR） | 37〜42m/s | 振りやすくて万人向け | ポイント還元でお得！AmazonでQi35を探す |
| Diamana SILVER TM55（S） | 42〜45m/s | 安定性重視・つかまりも◎ | ポイント還元でお得！AmazonでQi35を探す |
| Diamana BLACK TM60（S） | 44m/s〜 | 左を抑えて叩ける元調子 | ポイント還元でお得！AmazonでQi35を探す |
Qi35ドライバーシリーズのど真ん中モデル「Qi35ドライバー」を試打検証します。
※弾道測定にはスカイトラックを使用
（10球打ってよかった3球を採用）
ドライバースペックの決め方については↓記事をご覧ください。
ライバル「キャロウェイELYTEドライバー」については↓記事をご覧ください
ヘッドが大きいドライバーがどうしても苦手なゴルファーは👇記事をご覧ください
QI35ドライバーの飛距離性能 ヘッドスピード別3タイプで徹底評価
ロフト10.5度 シャフト2025 Diamana BLUE TM50 フレックスSで試打
ヘッドスピード平均41.7m/s、ややドロー系のスイングでチャレンジ
| ヘッドスピード | ボール初速 | 打ち出し角 | バックスピン | サイドスピン | キャリー | トータル飛距離 | |
| 1球目 | 41.5 | 60.9 | 13.8 | 2902 | -85 | 221 | 237 |
| 2球目 | 42.1 | 61.3 | 14.2 | 1854 | -828 | 209 | 233 |
| 3球目 | 41.5 | 61.0 | 14.4 | 2140 | -554 | 215 | 236 |
| 平均 | 41.7 | 61.1 | 14.1 | 2299 | -489 | 215 | 235 |
構えた時の見え方はストレート。
ヘッド体積は460㎤なんですが、けっこうでかく見えますね。
ヘッド上部（クラウン部分）はマット調のクロミウムカーボン。
フェース上部の白ラインでスクエアに構えやすい。ヘッド全体が落ち着いたシルバー色で統一されています。
シャフトは前作から続く標準シャフトDiamana BLUE TM50 。
ヘッドスピード41.7m/sで235ヤード。すごい、初速が速くメッチャ飛ぶ！
カーボンフェースとは思えないしっかりとした打音とカーボンフェースらしい引っ付き感のある打感。
つかまりがよく、ドローが強めに出ています。
バックスピンが少なくヘッドスピードが遅いと上がりにくい印象。
しかし、フェースがスクエアに入れば十分なバックスピン量が確保され、弾道の高さに問題はありません。
R、SRフレックスしかないのでSフレックスを選ぶ場合はDiamana SILVER TM55 シャフトになります
ロフト、ライ角可変式ヘッド（カチャカチャ）なので、つかまりが心配なゴルファーはアップライト、ロフトアップに設定すればスライスを少し減らせます。
ロフト10.5度 シャフト2025 Diamana SILVER TM55 フレックスSで試打
ヘッドスピード平均45.8m/s、ドロー系のスイングでチャレンジ
| ヘッドスピード | ボール初速 | 打ち出し角 | バックスピン | サイドスピン | キャリー | トータル飛距離 | |
| 1球目 | 45.8 | 66.4 | 13.4 | 2308 | -1014 | 239 | 258 |
| 2球目 | 46.2 | 67.0 | 13.1 | 2287 | -773 | 244 | 264 |
| 3球目 | 45.5 | 66.3 | 14.2 | 2970 | -349 | 249 | 262 |
| 平均 | 45.8 | 66.6 | 13.6 | 2522 | -712 | 244 | 261 |
ヘッドスピード45.8m/sで261ヤード。よく飛んでいます。
つかまりが強く、少しドロー回転が強く入っていますがこれは打ち手の問題。
打ち出しは高く、適度にバックスピンもかかるので球が上がりやすい。
Diamana SILVER TM55（フレックスはSのみ）は今回から採用された新しい純正シャフトです。（Diamana SILVER TM55シャフト、約56g、トルク3.6、中元調子）
BLUE TM50シャフトよりはしっかりしていますが、つかまりの良いシャフトです。
スイングタイプにもよりますが、ヘッドスピードの対応は41～45m/sくらいでしょう。
ロフト9度 シャフト2025 2025 Diamana BLACK TM60 フレックスSで試打
ヘッドスピード平均46.1m/s、ややドロー系のスイングでチャレンジ
| ヘッドスピード | ボール初速 | 打ち出し角 | バックスピン | サイドスピン | キャリー | トータル飛距離 | |
| 1球目 | 45.7 | 65.9 | 14.2 | 1912 | -202 | 238 | 260 |
| 2球目 | 46.0 | 65.6 | 13.2 | 2290 | 34 | 239 | 260 |
| 3球目 | 46.6 | 67.0 | 11.0 | 2007 | -396 | 233 | 261 |
| 平均 | 46.1 | 66.2 | 12.8 | 2070 | -188 | 237 | 260 |
ヘッドスピード46.1m/sで260ヤード。これもよく飛んでいます。
Diamana SILVER TM55シャフトと比べドローの回転がかなり少ない。
直進性が強く、バックスピンの少ないコントロールの効いた弾道です。左を気にせず、まだまだ振っていけますね。
ヘッドスピード45m/s～なら打ち出し角さえ確保できればDiamana BLACK TM60シャフトが合います。
60g台のシャフトが純正で選べるのはいいですね。
（Diamana BLACK TM60シャフト、約63g、トルク3.1、元調子）
QI35ドライバー ヘッド シャフトスペック 選び方
高MOIのヘッド形状
軽量の60層カーボンツイストフェースを搭載。フェース広範囲でのエネルギー伝達効率を向上させると同時にボール初速アップに貢献。さらにフェースからボディ全体を高級感のあるマット調の黒いクロミウムカーボンにすることで、「Qi35 MAX」ドライバーと同等サイズながらも引き締まった見ためで構えやすさが向上。
テーラーメイド公式ホームページ
フェース上部に白っぽいラインでスクエアに構えやすい
チタン部分が少なくほぼカーボンドライバーですね
ヘッド
ヘッド素材・フェース素材
チタンフレームボディ [9-1-1 ti] + インフィニティカーボンクラウン + カーボンソール + 特殊強化カーボンコンポジットリング + TASバックウェイト(13g x 1) + TASフロントウェイト(3g x 1)
60層カーボンツイストフェース + PUカバー
体積 460㎤
ロフト 9度 10.5度（12度はカスタム）
ライ角 56（STD）～60（UPRT）
シャフト長
純正カーボンシャフト 45.5インチ
ウェイトを入れ替えることで弾道調整が可能。
前方13g 後方3g ：ロースピンで強弾道を実現
前方3g 後方13g ：高弾道で寛容性がアップ
左用は
9度 Diamana SILVER TM55 フレックスS
10.5度 Diamana SILVER TM55 フレックスS Diamana BLUE TM50フレックスR SR
（他はカスタム）
シャフト
2025 Diamana BLUE TM50（純正シャフト）
つかまりのいい万能シャフト
| フレックス | 重さ | トルク | キックポイント | バランス | クラブ重さ |
| R | 約49g | 4.8 | 中調子 | D0 | 約296g |
| SR | 約50g | 4.5 | 中調子 | D0 | 約297g |
適応ゴルファー
- フレックスR
ドライバーのヘッドスピード38～40m/s
ロフト30～32度のアイアン飛距離145ヤード以下 - フレックスSR
ドライバーのヘッドスピード40～42m/s
ロフト30～32度のアイアン飛距離140～155ヤード
三菱ケミカルと共同開発したオリジナル純正シャフト「ディアマナブルーTM」。
中調子でしなりにくせがなく振りやすい。
ねじれがしっかりしているので、つかまりすぎるシャフトではありません。
どんなスイングタイプでも合いやすい。
※フレックスR、SRのみ
グリップ
TM 2025 LK CL360 47.5g
2025 Diamana SILVER TM55（純正シャフト）
先端のしなりを抑えたしっかりしたモデル
| フレックス | 重さ | トルク | キックポイント | バランス | クラブ重さ |
| S | 56g | 3.6 | 中元調子 | D1 | 304g |
ヘッドスピード42～45m/s対応。
強く叩けてぶれない中元調子の純正シャフト。
フレックスSのみです。
先端部にかけて硬さがあり打点の散らばりやスピン量を抑え、ボール初速UPへ導く。
つかまりがよく、振りやすいシャフトです。
グリップ
TM 2025 LK CL360 47.5g
2025 Diamana BLACK TM60（純正シャフト）
飛ばせるけど左が怖いゴルファー向け
| フレックス | 重さ | トルク | キックポイント | バランス | クラブ重さ |
| S | 63g | 3.1 | 元調子 | D2.5 | 310g |
ヘッドスピード44m/s以上は欲しい。
先端部から中間部にかけて硬さがあり、ヘッド挙動を安定させ操作性をアップ。
インパクトでヘッドをおくらせてくれるため、左へのミスを恐れずに思い切って振りきれる。
強弾道でふけ上がりも防ぎます。
ハードヒッター用のシャフト。
グリップ
TM 2025 LK CL360 47.5g
ヘッドカバー
Qi35ドライバーの特性 口コミ まとめ
AmazonでQi35ドライバーをチェックする
ポイント還元でかなりお得です
🎯 あなたに合っているのはどっち？Qi35 or Qi35 MAX
【Q1】ドライバーショットで“右へのミス”が多い
→ YES：Q2へ進む
→ NO ：Q3へ進む
【Q2】弾道が高くなりすぎるのは気にならない
→ YES：👉 Qi35 MAX が合っています
→ NO ：👉 Qi35（通常モデル）がおすすめ
【Q3】持ち球はフック or チーピン気味
→ YES：👉 Qi35（通常モデル）がおすすめ
→ NO ：Q4へ進む
【Q4】とにかくやさしさ・ミスの少なさを重視したい
→ YES：👉 Qi35 MAX が合っています
→ NO ：👉 Qi35（通常モデル）がおすすめ
Qi 35MAXドライバーの試打レビュー記事については👇記事をご覧ください
https://www.golfer-nao.com/qi35-max-driver/
Qi35ドライバーは前作Qi10ドライバーよりもさらにつかまりを良くした印象です。
打点も大きく、ロースピンで初速性能も高い。
完成度の高いドライバーです。
Qi35ヘッド特徴
- 球が上がりやすいがふけあがらない
- つかまりは強い
- 積極的にヘッドターンをするゴルファーと相性がいい
- スイング軌道がインサイドアウト、インサイドイン
アッパーブロー ～ シャローと相性がいい
Qi35ドライバーについての口コミ
- 飛距離性能が高い: カーボンフェースの採用により、ボール初速が上がり、飛距離アップを実感できるという声が多いです。
- 打感が柔らかい: カーボンフェースらしく柔らかく心地良い打感。
- つかまりが良い: ドローバイアス設計のため、ボールがつかまりやすく、スライスに悩むゴルファーにおすすめです。
- ミスヒットに強い: フェースの周辺部でも高い反発性能を発揮し、ミスヒットしても大きな飛距離のロスが少ない。
- デザインがかっこいい: スタイリッシュなデザインで、構えやすさにもつながっている。
- 純正シャフトが豊富: 重さ、性能違いの3種類からシャフト選択できる
- 幅広いゴルファーに対応: 初心者から上級者まで、様々なレベルのゴルファーが満足できる性能。
- ヘッドが大きく感じる: ヘッドサイズが大きいため、構えづらいと感じるゴルファーもいます。
- つかまりが強すぎる：ドロー回転が強すぎ、シャフト選択が重要ですね
- 高弾道が打ちづらい: 低スピン設計のため、高弾道で打ちたいゴルファーには合わない場合があります。
- 打感が鈍いと感じる: カーボンフェース特有の打感が気になるという人もいます。
- デザインが好みではない: 人それぞれですね。
前作Qi10ドライバーの寛容性プラス飛距離性能を実現したモデル。
テーラーメイドのドライバーがますます簡単になっていきます。
Qi35ドライバーは、いわゆる“中庸モデル”ではなく、
「芯を外しても飛ぶ」「シャフトで個性を選べる」選択性のある一本です。
自分に合ったシャフト・ロフトを選ぶことで、
飛距離だけでなく方向性まで安定するクラブに変わります。
ぜひこの機会に、自分史上最高のドライバーを手に入れてください！
ヘッドスピードや打ち方別の参考ロフト、シャフト
タイプ別の参考ロフト
9.5度以下
ドローヒッター、アッパーブロー、フックを防ぎたい
10～10.5度
標準的なロフト
11度以上
ダウンブロー、弾道の低いスライサー、スライスを防ぎたい
ヘッドスピード別の参考フレックス
2025 Diamana BLUE TM50
Rフレックス
37～40m/s 7番の飛距離125～135ヤード
SRフレックス
39～42m/s 7番の飛距離130～150ヤード
2025 Diamana SILVER TM55
42m/s～ 7番の飛距離150ヤード～
2025 Diamana BLACK TM60
44m/s～ 7番の飛距離160ヤード～
右に打ち出して右に曲がるスライスが大きい場合は少し硬めのフレックスがおススメ
トップからの切り返しで腕を縦に引き下ろすスイングの場合、少し硬めのフレックスがおススメ
- QQi35ドライバーは「飛ばない」と感じている人にも合いますか？
- A
はい。Qi35は「最近、飛距離が落ちた」と感じているゴルファーにこそ試してほしいモデルです。
高慣性モーメント設計でミート率が上がりやすく、芯を外したショットでも初速が落ちにくいのが特長。
実際、フィッティングの現場でも「以前のモデルより明らかに初速が出ている」という反応が多く、“飛ばない原因がクラブにあった”ことに気づく方も少なくありません。
- QQi35ドライバーはQi10よりやさしいの？
- A
「やさしさ」の種類が違います。Qi10は操作性とバランスの取れたモデル、Qi35はとにかく曲がりづらく、安定して飛ばせるモデルです。
芯を外したときの寛容性や直進性の高さでは、Qi35の方が“やさしく感じる”と答えるゴルファーが多い印象です。
一方で、「弾道をコントロールしたい」「高さを抑えたい」人にはQi10の方が合う可能性もあります。
- QQi35ドライバーに変えるとスライスは改善しますか？
- A
スライスを完全に防ぐことはできませんが、Qi35にはヘッドのつかまりをサポートする設計が随所に盛り込まれており、結果としてスライスの軽減に繋がるケースがあります。
特に、**シャフトが軽くて柔らかすぎた場合の“振り遅れスライス”**に悩んでいた方が、Qi35に替えて改善したという例もあります。
ただしスイングの問題が大きい場合は、クラブだけで解決するのは難しいため、必ず試打で方向性を確認することをおすすめします。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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