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やさしく飛ばすならこれ!ブリヂストン BX2HTドライバーを徹底試打 2025

やさしく飛ばすならこれ!ブリヂストン BX2HTドライバーを徹底試打 2025

「ドライバーにもう少し高さが欲しい」「スライスを減らしたい」──そんな悩みを持つゴルファーは少なくありません。
そこでブリヂストンが用意したのが BX2HTドライバー。(2025年9月発売)

バイティングフェースとカーボンボディの独自技術を掛け合わせ飛距離を追求。
果たしてその実力はどうなのか。
この記事では、公式スペックだけでなく、実際の試打データや使用感をもとに、クラブの特性を探っていきます。

海外メーカー優勢のドライバー市場ですが、『BX2HTドライバー』は登場するやいなや高い評価を得ている話題のモデルです。

ナオ
ナオ

こんにちは、クラブフィッターのナオです
25年以上、ゴルファーのクラブ選びをサポートしています

今作もボールの滑りを抑制する独自のバイティングフェースを採用。
インパクト時のボールへの食いつきをさらに高めフェースの滑りを抑え、低スピン弾道を可能にしています。

なお、同シリーズには低スピン、強弾道を両立した「BX1ST、BX1LSドライバー」もラインナップされています。
興味あるゴルファーはレビュー記事をご覧ください👇
https://www.golfer-nao.com/bx1st-bx1ls-driver/

この記事では実際の試打データを交え、飛距離性能やおすすめのゴルファー像を徹底解説。
※弾道測定にはスカイトラックを使用
(10球打ってよかった3球を採用)

ナオ
ナオ

BX2HTドライバーはつかまりの良さと高弾道キャリーで飛ばす幅広いゴルファーを対象としたクラブ

BX2HTドライバー
純正シャフト
Diamana BS50Ⅱ シャフト ¥93,500(税込)
SPEEDER NX BS50w シャフト ¥93,500(税込)

特注専用シャフト
TENSEI PRO BLACK 1K CORE 50 シャフト ¥121,000(税込)
SPEEDER NX GOLD 50 シャフト ¥115,500(税込)

AmazonでBX2HTドライバーを探す

以下にシャフト別目安を表にまとめました👇

シャフト名ヘッドスピード目安特徴
Diamana BS50Ⅱ(R、SR、S)36〜43m/s中調子・扱いやすい標準
SPEEDER NX BS50w(S)41〜44m/s先調子・高弾道。手元部分がしっかりしている
TENSEI PRO BLACK 1K CORE 50(S)43〜47m/s元調子・低トルク。叩いても左に行きにくい
SPEEDER NX GOLD 50(S)43〜46m/s中調子・走りすぎず安定

ドライバースペックの決め方については↓記事をご覧ください。

ライバル「外ブラドライバー3モデル」については↓記事をご覧ください

ヘッドが大きいドライバーがどうしても苦手なゴルファーは👇記事をご覧ください

BX2HTドライバー ロフト10.5度 シャフトDiamana BS50Ⅱ フレックスSR で試打検証

ヘッドスピード平均42.1m/s、ストレート系のスイングでチャレンジ

スカイトラックでのデータ画像
ヘッドスピードボール初速打ち出し角バックスピンサイドスピンキャリートータル飛距離
1球目41.359.816.31838-570210231
2球目42.261.812.2351551226240
3球目42.961.514.53393-49225236
平均42.161.014.32915-189220236
サイドスピン +スライス -フック

BX2HTドライバーの構えた時の見え方はストレート。
ヘッド体積は460㎤。
BX1STと比べるとヒール側の肉付きがよく、安心感のあるヘッド形状です。
フェース面は前作モデルから引き続きスリップレスバイトミーリングを搭載。
オフセンターヒット時の飛距離ロスを軽減してくれるそうです。
トゥヒットが多い私は助かります😅

ヘッドスピード平均42.1m/sで236ヤード
安定した飛距離性能を確認できました

BX1STと違い適度なバックスピン量で球の上がりやすさを優先しています。
低弾道で困ることはないでしょう。
つかまりもいいですね。
こすって打っても全然スライスしません。

シャフトは前作から続く標準シャフトDiamana BS50Ⅱ
シャフトフレックスはR、SR、Sとあります。
つかまりが抜群によく、高弾道で安定したキャリーボールが打てます。

ナオ
ナオ

決してプロ仕様の難しいドライバーではありません
ドライバーのヘッドスピードは38m/sくらいから使用可能です

BX2HTドライバー ロフト9.5度 シャフトSPEEDER NX BS50wで試打検証

ヘッドスピード平均44.9m/s、フェード系のスイングでチャレンジ

スカイトラックでのデータ画像
ヘッドスピードボール初速打ち出し角バックスピンサイドスピンキャリートータル飛距離
1球目45.465.112.42898170241258
2球目45.465.38.93140-229237258
3球目43.864.210.22887-297232254
平均44.964.910.52975-119237257
+スライス -フック

ヘッドスピードを少し上げて打ってみました。

ヘッドスピード44.9m/sで257ヤード。よく飛んでいます。
強弾道で高弾道、バックスピンが適量で曲がりもほとんどなし。
フェードスイングでチャレンジしたのでバックスピンが少し多めですが、飛距離ロスにはなっていません。
全くスライスはしませんね。

最近主流の高打ち出し・低スピンの直線的な弾道ではなく、スピンが入ったコントロール性の高い弾道。
こういう性質のドライバーは最近のモデルでは珍しかったのですが、球が上がりにくいゴルファー、チーピンが出るゴルファーには重宝されるドライバーです。

ナオ
ナオ

バックスピンが適量、打感は吸い付くような柔らかさ
やさしく飛ばせる高性能ドライバーです
個人的にも好印象を持ちました

シャフトは純正のSPEEDER NX BS50wシャフトを試打しました。
先調子特有の走り感があり、手元剛性が高いので振った感じはしっかりしています。
シャフト重量は53gと標準的な重さで万人向け。

トップからの切り返しのタイミングが早いゴルファー、タメが強いゴルファーにはピッタリ。

BX2HTドライバー ヘッドスペック  シャフト選び方

BX2HT ドライバー
安定したつかまりと
高弾道のキャリーで飛ばすモデル

ブリヂストンゴルフ公式ホームページ

ヘッド 仕様

ヘッド素材

ボディ:Ti811チタン合金
フェース:6AL-4Vチタン合金
ソール・クラウン:CFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics)
可変ウエイト:タングステンスクリュー(8g)、アルミスクリュー(2g)
ウエイトパーツ:チタンウエイト(9g)

ヘッド製法

ボディ:ロストワックス精密鋳造
フェース:プレス加工、CNCミーリング、レーザー加工
ソール・クラウン:熱圧成形(CFRP部)

ロフト角(度)9.510.5
ライ角(度)59
ヘッド体積(cm3460

ウェイトはトゥ側にアルミスクリュー2g、ヒール側にタングステンスクリュー8g
トルクレンチは別売り

BX2HT 純正シャフト カスタムシャフト

Diamana BS50Ⅱ シャフト

フレックス重さ(g)トルク調子
S555.4
SR535.4
R515.4

適応ゴルファー

  • ドライバーのヘッドスピード36~43m/s

三菱と共同開発したオリジナル純正シャフト「Diamana BS50Ⅱ 
中調子でしなりにくせがなく振りやすい
重量が軽くやわらかく感じるシャフト
つかまりがいい
どんなスイングタイプでも合いやすい

グリップ

ブリヂストンゴルフ オリジナルラバーグリップ
(バックライン無し/ブラック・グレー)(GXV0M)
口径60 重さ45.5g

SPEEDER NX BS50w シャフト

フレックス重さ(g)トルク(度)調子
S535.4

適応ゴルファー

  • ドライバーのヘッドスピード41~44m/s
  • 7番アイアン(ロフト30〜33度)の飛距離140ヤード以上

フジクラと共同開発したオリジナル純正シャフト「SPEEDER NX BS50w 

先調子で手元側がしっかりしたシャフト
高弾道だが、つかまりすぎない
ためが強い、スイングリズムがはやいタイプのゴルファーが合いやすい
※フレックスはSのみ

グリップ

ブリヂストンゴルフ オリジナルラバーグリップ
(バックライン無し/ブラック・グレー)(GXV0M)
口径60 重さ45.5g

TENSEI PRO BLACK 1K CORE 50(特注シャフト)

先端のしなりを抑えたしっかりしたモデル

注)写真はTENSEI PRO BLACK 1K CORE 60 シャフトです

フレックス重さ(g)トルク(度)調子
S535.2

ヘッドスピード43~47m/s対応。
強く叩けてぶれない元調子の特注シャフト。
先端部にかけて硬さがあり打点の散らばりやスピン量を抑え、ボール初速UPへ導く。
つかまりを抑え、フックしにくいシャフトです。

グリップ

ブリヂストンゴルフ オリジナルラバーグリップ
(バックライン無し/ブラック・グレー)(GXV0M)
口径60 重さ49.5g

SPEEDER NX GOLD 50 (特注シャフト)

キックポイントは中調子(ミッド)で、振り心地はタイミングを取りやすく、クセが少ない設定。振り遅れを防ぎながら、幅広いスイングタイプに対応します。

注)写真はSPEEDER NX GOLD 60 シャフトです

フレックス重さ(g)トルク(度)調子
S53.54.6

ヘッドスピード43m/s以上は欲しい。
NXシリーズ史上 「最高初速」「強弾道」 を追求しつつ、しなりとトルクのバランス(黄金比)を実現。
先端〜中間部のねじれ剛性を高め、スイング時のブレを抑えて安定性を強化。
安定したインパクトと飛球挙動を生み出します。

グリップ

ブリヂストンゴルフ オリジナルラバーグリップ
(バックライン無し/ブラック・グレー)(GXV0M)
口径60 重さ49.5g

ヘッドカバー

結論 まとめ BX2HTドライバーは初〜上級者まで幅広く使える万能型

BX2HTドライバーの特徴

BX2HTドライバーは、ヘッド後方に配置した深重心設計と高慣性モーメントによって「やさしく、上がって、曲がらない」を実現したモデルです。
打ち出しの高さをしっかり確保しながらも、余分なバックスピンを抑えて効率よく飛距離を伸ばせるのがポイント。

ナオ
ナオ

私の試打ではバックスピンがそれほど少なくなることはありませんでした
しかし、初速性能が高く、よくつかまる、これは飛びますね

同時発売モデルのBX1STやBX1LSドライバーがハードヒッター寄りだったのに対し、BX2HTはより幅広いゴルファーが安心して使える設計になっています。

インパクトはフェース下部でもボール初速が落ちにくく、スイートエリアが広いため安定性は抜群。
ミスショット時にもキャリーが大きく落ち込みにくいのが強みです。

シャフト選びの目安表

シャフト区分HS目安調子特徴
Diamana BS50Ⅱ純正36〜43 m/s基準にしやすいクセの少ない挙動
高さと安定感を両立
SPEEDER NX BS50w純正41〜44m/sつかまりと打ち出しをサポート
HTのやさしさを引き出す
TENSEI PRO BLACK 1K CORE 50特注43〜47 m/s叩いても左に出にくい
しっかり目の振り心地
SPEEDER NX GOLD 50特注43〜46 m/s直進性と安定感のバランスに優れ、強めの弾道を狙える

購入前チェックリスト

  • ロフト角の選択:9.5°・10.5°が基本。球が上がりにくいゴルファーは10.5°を推奨。
  • 左ミスの傾向:スライス多めでも許容度が高く、安心感あり。
  • バランス感:純正シャフトでD2.5前後。振りやすさ重視。
  • ウェイト調整:ソール前後のウェイトで直進性や打ち出しを微調整可能。

最終メッセージ

「とにかく曲がらず、やさしく飛ばしたい」ならBX2HT。
同時発売の中上級者モデルBX1ST・BX1LSよりもやさしさと高弾道性能を重視した設計で、幅広いゴルファーが安心して“飛ばせる武器”になります。

まずは標準シャフト(Diamana BS50Ⅱ)で試打し、自分の打ち出し角とスピン量を確認して選ぶのがおすすめです。

よくある質問と即答

Q
BX2HTは初心者でも使えますか?
A

はい、従来モデルに比べてやさしさが大きく向上しており、初心者〜中級者まで幅広く対応します。

Q
ヘッドスピードが40m/s程度ですが合いますか?
A

まさにBX2HTのターゲット層です。Diamana BS50Ⅱを基準に試打してみるのがおすすめです。

Q
ロフトはどちらを選べばいいですか?
A

球がしっかり上がるなら9.5°、弾道が低めで悩んでいるなら10.5°を推奨します。

Q
飛距離性能はどうですか?
A

低スピン設計ながら打ち出しが高いため、キャリーとランをバランスよく稼げます。安定性を重視するゴルファーにとって「トータルで飛ぶ」クラブです。

Q
競技志向のゴルファーにも使えますか?
A

ストレート弾道で安定性を重視する競技ゴルファーにおすすめです。強弾道で攻めたい場合はBX1ST 、BX1LSシリーズを試すとよいでしょう。