こんにちは、クラブフィッターのナオです⛳️
「スライスばっかりで、今日も右の林ばっかり…」
「まっすぐ飛ぶドライバーが欲しい」
「打ち方が悪いのはわかってる。でも、クラブの力も借りたい…!」
──そんなスライス悩みゴルファーに向けて、
2025年モデルの中から“本当に右へ行きづらい”ドライバーを厳選してご紹介します。
✅ まず知っておきたい「スライスしにくいクラブの特徴」
スライスは、スイングやフェースの開きが主な原因ですが、
クラブ設計によって、ミスを“減らす”ことは可能です。
ポイントは以下の3つ👇
- ヘッドの重心設計(ドローバイアス)
→ ボールがつかまりやすくなる - 重心距離が短め
→ ヘッドが返りやすい - 軽量設計や柔らかめシャフト
→ ヘッドが返りやすく、操作しやすい
これらを踏まえて、実際に試打したモデルの中から**「右に行きづらい7本」**を選びました!
🔸おすすめドライバー7選【詳しく解説】
📊 比較チャート(つかまり・軽さ・対象ゴルファー)
モデル名 | つかまり度 | 軽さ | 対象ゴルファー |
---|---|---|---|
G440 SFT | ◎強い | 普通 | スライス軽減したい中級者 |
G440 HL SFT | ◎非常に強い | ◎とても軽い | シニア・女性・非力なゴルファー |
Qi35 MAX | ○まずまず | 普通 | 初中級者/ミスに強いドライバー希望者 |
エリートX | ○まずまず | 普通 | 安定性重視の中級者 |
エリート MAX FAST | ◎非常に強い | ◎とても軽い | スライス+飛距離悩みのゴルファー |
スリクソン ZXi | ○やや強め | 普通 | 操作性と寛容性を両立したい人 |
DRIVE STAR TYPE D | ◎かなり強い | やや軽め | 完全スライサーに即効性 |
※G440 HL SFT、エリート MAX FASTはヘッドスピード39m/s以下対応の軽量ドライバーです。
お悩み | おすすめモデル |
---|---|
とにかく右にしか行かない | G440 HL SFT/DRIVE STAR TYPE D |
飛距離も欲しいが操作性も少し欲しい | ZXi ドライバー/Qi35 MAX |
非力で振り遅れやすい | エリート MAX FAST/HL SFT |
見た目もシャープなモデルがいい | ZXi ドライバー/エリートX |
左ミスが出てきた… | Qi35 MAX/エリートX(操作性◎) |
ちなみに、筆者の選んだ2025年セッティングはこんな感じです👇
クラブフィッターが選んだ本気の14本(セッティングと理由を紹介)
① PING G440 SFT


Gシリーズの中でも、つかまり性能に特化したSFT(Straight Flight Technology)モデル。
ヘッドが返りやすい設計で、フェースが開きづらく、スライス抑制に明確な効果を感じます。
ヘッドスピードは速いがスライスが止まらないゴルファーのために、今回は9度ロフトも設定。
上がりすぎを抑え、つかまった弾道を可能にします。
✅ 試打のポイント:
- とにかく右に出にくい
- 初速と方向性の安定感が高く、飛距離のブレも少ない
✅ こんなゴルファーに:
- 球が右に抜けやすい中級者
- カット打ちスライサー
- ヒールヒットが多く、寛容性を求める
② PING G440 HL SFT(軽量)


“HL”は「High Launch(高打ち出し)」を意味し、軽量化されたモデル。
ヘッドスピードが遅いゴルファーでも、楽に振れて、自然とつかまる球が出せます。
シャフトタイプが40g台と30g台の2種類から選べます。
30グラムのシャフトはシニアゴルファー、レディースゴルファーが対象になります。
✅ 試打のポイント:
- シャフトの戻りが早く、球がつかまる
- とくにスライスに悩むシニア層には即効性あり
✅ こんなゴルファーに:
- 飛距離を落とさずスライスも改善したい
- 軽いクラブでヘッドスピードを上げたい
- 非力な方や女性にもおすすめ
👉 G440HL SFTドライバーの試打レビュー記事はこちら
③ テーラーメイド Qi35 MAX


テーラーメイドらしい“飛距離性能と寛容性”が融合したドライバー。
見た目よりつかまりがよく、構えた安心感と球筋の安定感が両立。
ヘッドスピードに頼らずとも直進性が強く、真っ直ぐドンっと飛んでくれます。
✅ 試打のポイント:
- 捕まりすぎず、適度なつかまりで安定
- スライスだけでなく、「左右にぶれる」人にも◎
✅ こんなゴルファーに:
- 少しアスリート寄りだが、ミスは減らしたい
- 打点のバラつきがある
- 飛距離性能にこだわる
④ キャロウェイ エリートX


ドロー設計をベースにしながらも、フェードも打てる操作性も残した絶妙な設計。
AI設計フェースによって、“芯を外しても飛ぶ”安心感があります。
一見、初心者用のドライバーとも思われるゴルファーもいるでしょうが、石川遼プロも使用しているヘッド。
つかまりすぎず、安定感のある総合力の高いドライバーです。
✅ 試打のポイント:
- スライスには強く、つかまりすぎない抜群の操作性
- ヘッドの座りも良く、安心して構えられる
✅ こんなゴルファーに:
- 曲げ幅を減らしたい上達志向の中級者
- 一発の飛びより安定性を重視する
- つかまったフェードボールが打ちたい
⑤ キャロウェイ エリート MAX FAST(軽量)


最大の特徴は「軽さ」。
ヘッド重量・シャフト重量ともに軽く、少ない力でヘッドが加速します。
スライスの原因が「振り遅れ」タイプのゴルファーに効果的。
またAIフェースにより芯が大きく、ミスヒットに強いモデルです。
✅ 試打のポイント:
- 軽い分、ヘッドスピードが自然と上がる
- 返りやすく、右への押し出しが減る
✅ こんなゴルファーに:
- ドライバーが苦手な女性・シニア層
- 軽さで飛距離を稼ぎたいスライサー
- 簡単にボールを上げて飛ばしたい
👉 エリートMAX FASTドライバーの試打レビュー記事はこちら
⑥ スリクソン ZXi ドライバー


スリクソンと聞いて「本当に?」と思われるゴルファーも多いでしょう。
いわゆる“アスリートモデル”に分類されがちだが、このスリクソンZXiドライバー、実はつかまりやすくバランスが非常に良いモデル。
純正のオリジナルDIAMANAシャフトは捩れが緩やかで驚くほど振りやすい。
「見た目はシャープ、中身はやさしい」絶妙な一本。
✅ 試打のポイント:
- スライス抑制力は中程度、球筋の整いやすさが魅力
- フェースの反発性能が高く、飛距離アップも狙える
✅ こんなゴルファーに:
- 飛ばしたいが右には行かせたくない
- バックスピンを抑えたい
- 操作性もある程度欲しい中上級者
⑦ ヤマハ inpres DRIVESTAR TYPE D


とにかくつかまりが強いカーボンフェースの注目モデル。
ネック形状やバルジ設計、インナーウェイト配置まですべてが「つかまえる」ために設計されている。
重量も軽く、シニアやスイングスピードに自信のないゴルファーにも最適。
✅ 試打のポイント:
- 軽量でも暴れない
- 力まずに振ってもドロー回転が自然にかかる
✅ こんなゴルファーに:
- 一刻も早くスライスを直したい
- 顔のいい国内メーカーモデルを好む
- セカンド地点を“右の林”から“フェアウェイ”に変えたい
🏁 まとめ|“右”に行かないクラブは、ゴルフの自信を取り戻す第一歩
📊 比較チャート(つかまり・軽さ・対象)
モデル名 | つかまり度 | 軽さ | 対象ゴルファー |
---|---|---|---|
G440 SFT | ◎強い | 普通 | スライス軽減したい中級者 |
G440 HL SFT | ◎非常に強い | ◎とても軽い | シニア・女性・非力なゴルファー |
Qi35 MAX | ○まずまず | 普通 | 初中級者/ミスに強いドライバー希望者 |
エリートX | ○まずまず | 普通 | 安定性重視の中級者 |
エリート MAX FAST | ◎非常に強い | ◎とても軽い | スライス+飛距離悩みのゴルファー |
スリクソン ZXi | ○やや強め | 普通 | 操作性と寛容性を両立したい人 |
DRIVE STAR TYPE D | ◎かなり強い | やや軽め | 完全スライサーに即効性 |
スライスに悩んでいるゴルファーこそ、「自分のスイングのせいだ」と責めすぎないでほしい。
クラブの力を借りることは、上達への近道です。
「スライスが止まっただけで、こんなに楽しくなるとは思わなかった」
そんな声を、これまで何度も聞いてきました。
今回紹介した7本は、僕が“現場でリアルに効果を感じた”モデルばかりです。
迷ったら、まずは1本だけでも試打してみてください。
あなたのゴルフが、もっと楽しくなりますように。
🔗【関連記事】
各クラブの詳細レビューは以下のリンクからご覧ください👇
・G440 SFT ドライバー 試打レビュー
・G440HL SFT ドライバー 試打レビュー
・Qi35 MAX ドライバー試打レビュー
・エリートX ドライバー 試打レビュー
・エリートMAX FASTドライバー試打レビュー
・スリクソンZXiドライバー試打レビュー
・DRIVE STAR TYPE D ドライバー 試打レビュー
🧰 補足:どうしてもダメなら「ギア+スイング」の二刀流で攻める
「ドライバーを変えても劇的に変わらなかった…」
そんな場合は、スイング改善とクラブの併用が効果的です。
とくにおすすめなのが、以下の方法👇
- ハーフスイングで“つかまえる感覚”を養う練習
- つかまるクラブ、打点の広いやさしいクラブで曲がり幅の減少を図る
- フックグリップ OR シャットフェースなテークバックでつかまえる感覚をつかむ
クラブを変えたからこそ、スイング改善の効果も見えやすくなる──
それが「ギアの力を借りる」ということです。
❓ よくある質問Q&A
- Qスライスが止まらない場合、何を一番に見直すべき?
- A
一番多い原因は「スペックミスマッチ」です。
✅ シャフトが硬い(RがいいのにSを使っている)
✅ 総重量が重い(振り遅れている)
✅ 長すぎて打点がバラつく
このような場合、やさしめ・軽めのモデルに変えるだけで劇的に改善するケースもあります。
ドライバー選びでは“飛びそうなモデル”より“振りやすいモデル”を優先するのがコツです。
- Q試打で右に行かなければ、それだけで合っていると言えますか?
- A
確かに「右に行かない=安心感」は大きいですが、左に引っかかるクラブも注意が必要です。
スライス対策に特化しすぎたモデルは、逆に左ミスが出やすくなることも。
試打では「球筋のバランス」「構えやすさ」「打感」「振りやすさ」など、総合的にチェックすることが大切です。
- Q同じ「ドローバイアス設計」でも効果に差があるのはなぜ?
- A
「ドローバイアス」と一言で言っても、設計思想はメーカーごとに異なります。
たとえば、フェース角・重心角・ウェイト位置・ネック形状などの工夫により、“つかまりやすさ”の出方が全く変わります。
実際に構えてみたときの「安心感」や、打ってみたときの「戻り感」なども加味して選ぶのがベストです。