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【試打比較】Qi35レスキュー&Qi35 MAXレスキュー|違いは?飛距離・やさしさ徹底検証!

【試打比較】Qi35レスキュー&Qi35 MAXレスキュー|違いは?飛距離・やさしさ徹底検証!
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テーラーメイドの新製品。
Qi35レスキュー&Qi35 MAXレスキューが登場。

見た目はそっくりでも、打ってみるとまったく違う性格を持つ2本です。
「自分にはどっちが合うのか?」迷うゴルファーに向けて、クラブフィッター歴25年以上の視点から、飛距離・つかまり・やさしさを徹底比較しました!

✅ 【Qi35レスキュー】ストレート弾道重視+ロフト調整機能あり
✅ 【Qi35 MAXレスキュー】つかまり重視+ヘッド固定式設計

今回のQi35レスキューはPlus、tourシリーズがありません。
Qi35レスキューが可変式スリーブになりツアーモデル寄りになりました。

直進性とやさしさを追求した新設計フェースと、広範囲カーボンクラウンを搭載。
さらに、調整機能の違いによってフィーリングや弾道も大きく変わります。

Qi35レスキューの方がQi35MAXレスキューより

  • ヘッドが小ぶり
  • ソールの長さが短い
  • フェースの厚みがある

Qi35レスキューの番手構成は
#2(17度)、#3(19度)、#4(22度)、#5(25度)
※左用は#4、#5のみ

Qi35 MAXレスキューの番手構成は
#3(20度)、#4(23度)、#5(27度)、#6(31度)#7(35度)

Qi35#2(17度)Qi35 MAX#7(35度)はカスタムです。

「Qi35とQi35MAX、何が違うの?」
「どちらが今の自分に合うか知りたい!」
そんなゴルファーに向け、分かりやすく丁寧に解説していきます!

その他メーカーの人気ユーティリティについては↓記事をご覧ください。

前作モデルQi10レスキューについては↓記事をご覧ください。

Qi35レスキューが合うゴルファーは

※ 飛距離とコントロール性を両立し、つかまりすぎず顔が良い小ぶりな可変式スリーブ付きユーティリティを探しているゴルファー

Qi35シリーズを実際に見てみる 👇

  • 飛距離性能、コントロール性の高いユーティリティが欲しい
  • つかまり過ぎのフックを嫌う
  • 小ぶりで顔のいいユーティリティを好む
  • フェアウェイウッドが苦手、飛距離がでるユーティリティが欲しい(#2 17度)
  • 可変式スリーブで細かい飛距離調整をしたい

Qi35レスキューのシャフトは
2025 Diamana BLUE TM60カーボン フレックスR(約60g)のみ
2025 Diamana SILVER TM70 カーボン フレックスS((約77g)のみ
N.S.PRO® 820GH スチール フレックスS(約97g) のみ

本体価格(定価)
純正カーボン ¥50,600(税込)
純正スチール ¥47,300(税込)

Qi35MAXレスキューが合うゴルファーは

スライスを抑えて高弾道&飛距離を実現、やさしく球が上がる大きめシャローヘッドの高弾道ユーティリティを求めるゴルファー

Qi35 MAXの詳細スペックはこちら👇

  • 打点が広く、簡単に球が上がるユーティリティが欲しい
  • スライスは嫌だ
  • つかまりが強く飛距離性能の高いモデルが欲しい
  • 安心感のある大きめシャローなヘッドを好む
  • 6番、7番アイアンの代わりになる簡単なユーティリティが欲しい(#6 31度、#7 35度)

Qi35 MAXレスキューのシャフトは
2025 Diamana BLUE TM60  フレックスR(約60g)、S(約68g)

本体価格(定価)
純正カーボン ¥50,600(税込)

ナオ
ナオ

Qi35レスキューはロフト調整モデルに変更
Qi35MAXレスキューには#6(31度)、#7(35度)が加わりました
(6番、7番アイアンの代わりになります)

Qi35 RESCUE #4(22度) 2025 Diamana SILVER TM70 (S)カーボンシャフト 試打検証

※ Qi35レスキューは可変式スリーブで、ロフトを±1.5度変えることができます

ドライバーのヘッドスピード43m/s、平均飛距離230ヤード、ドローヒッターの設定で試打

測定器はスカイトラック、5球打ってよかった3球をピックアップ。
ボールはタイトリストプロV1。

スカイトラックのデータ画像
ヘッドスピード打ち出し角バックスピンサイドスピンキャリー飛距離
1球目41.817.24850-278200206
2球目41.215.74876-70194200
3球目40.218.3444092192198
平均41.117.14722-85195201
サイドスピン(+スライス-フック)

今回のQi35レスキューはロフト可変式スリーブになりました。
小ぶりなヘッドはグレー色でまとめられ、フェース上部はカーボンです。
個人的には好きなヘッド形状、色も好みですね。

インパクトは弾き感があり、心地よい打音。
打球はバックスピン適量で高く上がります。
サイドスピンがあまり入りませんねー。打ち出した方向に真っ直ぐ。

平均キャリーは195ヤード
3番アイアン、9番ウッドの飛距離です。

今回から採用になった2025 Diamana SILVER TM70カーボンは重量77gのしっかりしたシャフト。
ねじれが少なく、キックポイントも中元でフック、吹けあがりをふせぎます。

もう少しバックスピン少なめでガーンと前に飛ぶのかと思っていたのですが、適度なバックスピンが入り適正な飛距離を出せます。

ナオ
ナオ

飛距離性能は高いのですが、コントロール性も高いのがうれしい
フックしにくいので左を嫌うゴルファーは安心して使えます

参考飛距離
ドライバーのヘッドスピード43m/s、平均飛距離230ヤードの場合

#2#3#4#5
210y〜200y~190~200y180~190y
参考飛距離 (#7は前に行かず上に飛ぶ)

Qi35 RESCUE #4(22度)N.S.PRO® 820GHスチールシャフト フレックスS 試打検証

ドライバーのヘッドスピード45m/s、平均飛距離250ヤード、ドローヒッターの設定で試打

ヘッドスピード打ち出し角バックスピンサイドスピンキャリー飛距離
1球目40.517.83718-378201208
2球目42.317.73778-890208215
3球目41.718.03912-511205212
平均41.517.83803-593205212
サイドスピン(+スライス-フック)

球がよく上がります。
バックスピンはそれほど多くなく、強い球になっています。
平均のキャリーは205ヤード
棒球っぽい弾道ですが、ランが多すぎて止まらないってことはありません。

ドローで打ったのですが、大きなフックは来ませんでした。
ドローヒッター、左を嫌うゴルファーには安心のユーティリティです。

飛ばしに行く場合は、フェース芯やや上部に当てればバックスピンが減り前に行きます。

ナオ
ナオ

少しフェースの回旋を強めにして打ったのでバックスピンが減ってしまいました
しかし、フックの度合いは少なく、しっかりコントロールできています

参考飛距離
ドライバーのヘッドスピード45m/s、平均飛距離250ヤードドローヒッターの場合

#2#3#4#5
215y〜205y~200~210y190~200y
参考飛距離 

Qi35 MAX RESCUE #4(23度)Diamana BLUE TM60カーボンシャフト フレックスS 試打検証

※ Qi35MAXユーティリティはヘッドとシャフトが固定式でロフト調整はできません

ドライバーのヘッドスピード42m/s、平均飛距離220ヤードのゴルファー設定で試打

スカイトラックのデータ画像
ヘッドスピード打ち出し角バックスピンサイドスピンキャリー飛距離
1球目39.317.93578-1181186194
2球目38.820.13047-964186194
3球目38.520.72715-1181185193
平均38.919.63113-1109186194
サイドスピン(+スライス-フック)

Qi35MAXはヘッドが少し大きく、少しシャローフェース。
抜群の球の上がりやすさとつかまり。ドローが強くかかります。

平均のキャリーは186ヤード
前に前に行くタイプではなく、キャリー重視で狙っていけます。

寛容性が高く、薄めのあたりでも飛距離は変わりません。

ナオ
ナオ

抜群に球が上がりやすい、そして捕まりが強いですね

打ち方によって飛距離が変わります。
飛ばしたい場合は厚めにインパクト。

参考飛距離
ドライバーのヘッドスピード42m/s、平均飛距離220ヤードゴルファーの場合

#3#4#5#6#7
185~195y180~190y170~180y160y~150y〜
参考飛距離 (#6、#7はアイアンより簡単)

Qi35 Qi35 MAX レスキュー スペック

直進性と再現性を実現 Qi35レスキュー

狙った距離をしっかり飛ばせる最適重心設計

Qi35レスキューでは、マルチマテリアル構造を採用。クロミウムカーボンやスチール、アルミなどの素材を複合的に組合わせることで、クラブ性能だけでなく見ための美しさも向上させ、あらゆるライから構えやすく狙えるレスキューに。

テーラーメイドカタログより引用
番手#2(カスタム)#3#4#5
ロフト角(度)17192225
ライ角(度)58~6158.5~61.559~6259.5~62.5
カーボンクラブ長(インチ)41.2540.7540.2539.75
スチールクラブ長(インチ)4140.54039.5

ヘッド素材・フェース素材
ステンレススチール [450SS] + インフィニティカーボンクラウン + TSSフロントウェイト
ステンレススチール [450SS] ツイストフェース

#2はカスタム。
左用設定は#4、#5のみ。

高弾道でしっかり飛ばす Qi35 MAXレスキュー

やさしさMAX

「Qi35 MAX」レスキューは、シャローヘッドに低重心化設計を施し、高い打ち出し角で高弾道と最適なスピン性能を生み出しながら、ヘッド内部のトウ・ヒール側の重量を最適化させ直進性を向上。

テーラーメイドカタログより引用
番手#3#4#5#6#7
ロフト角(度)2023273135
ライ角(度)5959.56060.561
カーボンクラブ長(インチ)40.7540.2539.7539.2538.75

ヘッド素材・フェース素材
ステンレススチール [450SS] + インフィニティカーボンクラウン + TSSバックウェイト
ステンレススチール [450SS] ツイストフェース

左用設定は無し。

3種類の標準シャフト 適合ゴルファーは?

3種類の標準シャフトがあります。(Qi35 MAXは2025 Diamana BLUE TM60カーボンシャフトのみ

2025 Diamana BLUE TM60(Qi35はフレックスSのみ)
2025 Diamana SILVER TM70 (S)(Qi35のみ)
N.S.PRO® 820GH (S)(Qi35のみ)

Qi35レスキューの2025 Diamana BLUE TM60シャフトはフレックスRのみでフレックスSはありません。
Qi35MAXレスキューは2025 Diamana BLUE TM60シャフトのフレックスRとSのみで、他のシャフトは特注になります。

2025 Diamana BLUE TM60 カーボンシャフト

フレックスRS
重量(g)約60約68
クラブ重量(g)
#3
約337約346
トルク(度)3.02.8
キックポイント

SフレックスはQi35MAXレスキューのみです。
トルクがしぼられ、先端剛性も強いため方向性がよく打球をコントロールしやすい。

ナオ
ナオ

重さに任せて振り下ろしやすい
頼りないシャフトではありません

グリップ
TM 2025 LK CL360
高径60 47.5g

2025 Diamana SILVER TM70

フレックスS
重量(g)約77g
トルク(度)2.6
キックポイント中元
総重量 約376g D4(#3・N.S.PRO 820GH S)

今回のモデルから採用になったハードヒッター用、新シャフト。
Qi35レスキューのみの標準設定
Qi35MAXモデルの場合はカスタム(特注)になります。

2025 Diamana SILVER TM70シャフトは重量が77g。
現在使用しているアイアンのシャフトは90g以上が推奨です。(短くなるにつれて総重量を重くする)

しっかり振ってもしなりすぎず、ねじれない。
2025 Diamana BLUE TM60カーボンシャフトでは重量、硬さが物足りないゴルファーにおススメです。

ドライバーのヘッドスピードは43m/s以上くらいは欲しいところ。

ナオ
ナオ

2025 Diamana SILVER TM70は重量のあるカーボンシャフトです
ノーマルカーボンでは軽すぎる、スチールでは重すぎると感じるゴルファーにピッタリ

グリップ
TM 2025 LK CL360
口径60 47.5g

N.S.PRO 820GH スチールシャフト

フレックスS
重量(g)約97g
トルク(度)2.2
キックポイント先中
総重量 約376g D4(#3・N.S.PRO 820GH S)

Qi35レスキューのみの標準設定
Qi35MAXモデルの場合はカスタム(特注)になります。

NSプロ820GHシャフトは重量が97g。
現在使用しているアイアンのシャフトは100g以上が推奨です。(短くなるにつれて総重量を重くする)

ハードヒッターにおすすめのシャフトで、吹け上がり、フックと防ぎます。

ドライバーのヘッドスピードは44m/s以上くらいは欲しいところ。

ナオ
ナオ

NS820とありますが重量は97グラム
重いアイアンシャフトを使っているゴルファー専用シャフトです

グリップ
TM Tour Velvet 360 Black/Blue CP
口径60 47.5g

Qi35 Qi35 MAX ユーティリティ 評価 まとめ

コントロール性能に優れたQi35レスキュー

つかまりと高弾道に特化したQi35MAXレスキュー

ユーティリティクラブとしてはプロ使用率の高いテーラーメイドのレスキューシリーズ。
飛距離性能の高さには定評がありますが、今回はコントロール性も高い。
Qi35はアスリート、Qi35 MAXはアベレージゴルファーに人気が出そうです。

モデル特徴向いてるゴルファー番手
Qi35レスキューコントロール性重視
ロフト調整機能付き
フックが怖い
しっかり叩きたい
フェアウェイウッドが苦手
#2(17度) #3(19度)#4(22度) #5(25度)
Qi35MAXレスキュー高弾道 つかまり重視
ロフト調整機能なし
スライスが多い
球が上がらない
とにかく優しいクラブが好き
#3(20度) #4(23度)#5(27度) #6(31度)#7(35度)

ドライバーのヘッドスピード毎の対応シャフト目安

「37~41m/s」 2025 Diamana BLUE TM60 フレックスR
「40~43m/s」 2025 Diamana BLUE TM60 フレックスS

「43m/s~」 2025 Diamana SILVER TM70

「44m/s~」 N.S.PRO® 820GH フレックスS

参考にしてください。

(注)あくまで目安です。スイングタイプ、パワー、テンポ、好みでもスペックは変わります。


最後までお付き合いいただきありがとうございました。