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Qi35かQi4Dどちらを買う?テーラーメイド2年サイクルで見えた正解

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こんにちは、クラブフィッターのナオです
25年以上、ゴルファーのクラブ選びをサポートしています

【2026年現在】テーラーメイドが「2年サイクル」への移行を正式発表しました。
Qi4Dは2028年まで現役モデルとして継続。
同時にQi35は値下がりが進み、今まさに「どちらを買うべきか」という問いに答えが出やすくなっています。

「Qi35を安く買うか、Qi4Dを買うか」——この記事を読み終えるころには、あなたが選ぶべき1本が明確になります。

25年以上のフィッティング経験を持つナオが、両モデルの試打データをもとに正直に解説します。

そもそもQi35とQi4Dは何が違うのか

まず大前提として整理しておきます。

テーラーメイドのQiシリーズは、2024年のQi10からスタートした「第5世代カーボンフェース」を採用したラインです。

モデル発売年位置づけ
Qi102024年シリーズ初代
Qi352025年2代目・改良版
Qi4D2026年3代目・現行最新

Qi35はQi10の改良版として登場し、スピン量のコントロールと方向性がQi10より向上しました。そしてQi4Dはさらにフェース面のロール設計を見直し、オフセンターヒット時の初速低下を抑えることに注力した3代目です。

つまり世代が進むごとに「ミスに強くなっている」のがこのシリーズの流れです。

ただし、だからといってQi35が劣っているわけではありません。
その点を試打データで確認していきます。

Qi35 ドライバーの詳しい試打レビューはこちら
Qi35 MAX ドライバーの詳しい試打レビューはこちら
Qi4D ドライバーの詳しい試打レビューはこちら
Qi4D MAX ドライバーの詳しい試打レビューはこちら

テーラーメイドが「2年サイクル」を発表 何が変わる?

2026年、テーラーメイドは16年間続けてきた「毎年新モデル発売」をやめ、2年サイクルへの移行を正式発表しました。
Golf Digest・GolfWRXなど海外主要メディアも大きく取り上げたこのニュース、日本国内でもALBA.netが「16年続けた1年サイクルに幕」と報道しています。

なぜ2年サイクルに変えたのか

テーラーメイドが公式に挙げた理由は主に3つです。

① 選手への負担
ツアープロは毎年クラブを変えることへの精神的・技術的負担を抱えていました。2年サイクルにすることで、選手がじっくりクラブと向き合える環境を作ります。

② ブランドイメージの問題
年明けに発売したクラブが、同じ年の末にはマークダウン品になる。これがユーザーの「買ったばかりなのに型落ち…」という不満につながっていました。

③ 買い替えサイクルの変化
材料費の高騰で1本8〜9万円が当たり前になった今、ユーザーが毎年買い替えることは現実的ではありません。実態に合わせた発売サイクルへの転換です。

ゴルファーにとって何が変わるか

これまでは「どうせ来年また新モデルが出る」という理由で購入を踏み切れないゴルファーが多くいました。
しかし今は違います。

Qi4Dを買えば、2028年まで”最新モデル”として堂々と使い続けられます。

また、テーラーメイドはこの決定においてキャロウェイ以外の他メーカーに続く2年サイクル採用メーカーとなりました。
業界全体の流れとしても、「毎年買い替え」から「良いものを長く使う」へとシフトしています。

価格差の現実(2026年5月時点)

モデル実勢価格(目安)ショップリンク
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※価格は時期・ショップにより変動します。最新価格はリンク先でご確認ください。

約3〜万円の差をどう判断するかが、選択のポイントになります。
この価格差は、カスタムシャフト1本分、あるいはウェッジ2本分に相当します。

「その差額をどこに使うか」という視点で考えると、判断がしやすくなります。

スペック詳細比較

Qi35 vs Qi4D(標準モデル)

Qi35Qi4D
ヘッド体積460cc460cc
ロフト展開9°・10.5°9°・10.5°
フェース素材カーボン(第4世代)第5世代カーボン
純正シャフト①2025 Diamana BLUE TM50(R/SR・約49〜50g・中調子・HS38〜42m/s)REAX 50 High Rotation Red(S/SR・約50〜55g・チップソフト)
純正シャフト②2025 Diamana SILVER TM55(S・約56g・中〜中高調子・HS42〜45m/s)REAX 50 Mid Rotation Blue(S/SR・約53〜56g・チップミッド)
純正シャフト③2025 Diamana BLACK TM60(S・約63g・バット調子・HS44m/s以上)REAX 60 Mid Rotation Blue(S・約61g・チップミッド)
キャラクターバランス型・やや攻め飛距離と安定性の両立

Qi35 MAX vs Qi4D MAX(MAXモデル)

Qi35 MAXQi4D MAX
ヘッド体積460cc460cc
ロフト展開9°・10.5°9°・10.5°
MOIテーラーメイド史上最大級(当時)最大級
フェース素材カーボン(第4世代)第5世代カーボン
純正シャフト①2025 Diamana BLUE TM50(R/SR/S・約49〜53g・中調子)REAX 50 High Rotation Red(R/SR/S・約49〜55g・チップソフト)
純正シャフト②ー(1シャフト展開)REAX 50 Mid Rotation Blue(R/SR/S・約50〜56g・チップミッド)
キャラクター直進性・やさしさ重視安定性・スコアメイク重視

シャフト選びのポイント補足:

  • Qi35は3シャフト展開でHS帯に応じた選択肢が豊富。カスタムシャフトなしでも自分に合う重さを選びやすい
  • Qi35 MAXはDiamana BLUE TM50の1シャフト展開のみ。幅広いゴルファーが使いやすい中調子設計
  • Qi4DはREAXシリーズ3種展開。チップ剛性(ソフト/ミッド)の違いで弾道をコントロール
  • Qi4D MAXはREAX 50の2シャフト展開。テーラーメイド公式サイトで「50 HIGH・50 MIDのみ」と明記されており、重めが必要な場合はカスタム対応

スペック上の最大の違いはフェース素材の世代です。
第5世代カーボンフェースはたわみ効率が向上しており、特にオフセンターヒット時の初速維持に貢献します。

試打データで徹底比較

実際に複数のシャフト・ロフト角でSkyTrakを用いて計測したデータを比較します。

HS40〜42m/s帯(アベレージ〜中級者)

モデルHSロフトシャフト飛距離
Qi35 MAX40.5m/s10.5°Diamana BLUE TM50227ヤード
Qi4D MAX41.2m/s10.5°REAX 50 High Red233ヤード

同HS帯での差は約6ヤード。数字だけ見ればQi4D MAXが上回りますが、重要なのは「打ち損じたときの挙動」です。

Qi35 MAXはスライス対策に特化した設計のため、フェースが開いた状態でもボールがつかまる安心感があります。
Qi4D MAXはそれに加えて、オフセンターヒット時の初速低下が少ない。
総合的な完成度はQi4D MAXが一歩上ですが、Qi35 MAXの「つかまりの良さ」は明確な強みです。

HS43〜45m/s帯(中級〜上級者)

モデルHSロフトシャフト飛距離
Qi35 MAX42.9m/sDiamana BLUE TM50246ヤード
Qi4D43.6m/sREAX 50 Mid Blue242ヤード
Qi4D44.6m/sREAX 60 Mid Blue254ヤード
Qi4D MAX44.8m/sREAX 50 Mid Blue254ヤード

HS差を考慮すると、純粋な飛距離性能はほぼ同等〜Qi4Dが若干上という印象です。
ただし「平均飛距離」で見ると、ラウンド中の全ショットを含めた差は縮まります。
Qi35のミスヒット時の初速低下も決して大きくはありません。

フィッター視点のひとこと

試打でいちばん感じた差は「打ち損じたときの方向のブレ幅」です。

Qi4Dはフェースの動きが非常に洗練されており、ちょっとした芯外れでも弾道が大きく乱れません。
Qi35もその点は優秀ですが、Qi4Dと比べると「ヒール寄りに当たったとき」の右へのズレがやや出やすい傾向があります。

スコアに直結するのは最大飛距離より「平均的なショットの質」です。
その観点でいえば、Qi4Dの完成度は一段上です。

シャフト選びの違いにも注目

  • Qi35は3シャフト展開でHS帯に応じた選択肢が豊富。カスタムシャフトなしでも自分に合う重さを選びやすい
  • Qi35 MAXはDiamana BLUE TM50の1シャフト展開のみ。幅広いゴルファーが使いやすい中調子設計
  • Qi4DはREAXシリーズ3種展開。チップ剛性(ソフト/ミッド)の違いで弾道をコントロール
  • Qi4D MAXはREAX 50の2シャフト展開。テーラーメイド公式サイトで「50 HIGH・50 MIDのみ」と明記されており、重めが必要な場合はカスタム対応

こんなゴルファーはQi4Dを選ぶ

  • 2028年まで同じドライバーを使い続けたい(2年サイクル発表で安心感が増した)
  • 最新の第5世代カーボンフェースを体感したい
  • オフセンターヒット時の安定感を最大限に求めている
  • ヘッドスピードが40m/s以上で、飛距離と安定性を両立したい
  • 予算は問わない、良いものを長く使いたい
  • 「型落ちを使っている」という感覚が気になるゴルファー

こんなゴルファーはQi35を選ぶ

  • コスパ重視。3〜4万円の差をシャフトやフィッティングに回したい
  • 試打してQi35の打感・弾道・つかまりが気に入った
  • スライスに悩んでいてQi35 MAXの直進性に惹かれた
  • 「最新モデルかどうか」より「自分に合うかどうか」を優先する
  • 中古ショップで状態の良い個体を見つけた
  • すでにカスタムシャフトを持っており、ヘッドだけ変えたい

よくある疑問に答えます

Q. Qi35からQi4Dに買い替える価値はありますか?

A. すでにQi35を使っていて「特に不満がない」という場合、買い替えの優先度は高くありません。6〜8ヤードの飛距離差とオフセンター時の安定感向上が、3〜4万円の追加投資に見合うかどうかで判断してください。「不満がある」「もう少し安定させたい」という場合は試打してから検討を。

Q. Qi4Dは本当に2028年まで新モデルが出ないのですか?

A. テーラーメイドは2年サイクルへの移行を公式に発表しており、2027年の新ドライバー発売は予定されていません。ただし、アイアンやウェッジは別ラインですので、ドライバー・フェアウェイウッド・ユーティリティに関しての話です。

Q. Qi35 MAXとQi4D MAXの違いは打感でもわかりますか?

A. はっきりわかります。Qi4D MAXの方が打音が低く、インパクトの衝撃が柔らかい印象です。Qi35 MAXも悪くはありませんが、Qi4D MAXの方が「当たった感覚の気持ちよさ」は上でした。

Q. 試打せずに買っても大丈夫ですか?

A. スライスに悩むゴルファーはQi35 MAX、飛距離アップを求める方はQi4Dが向いています。ただ、ドライバーはスイングとの相性が大きいため、可能であれば試打をおすすめします。フィッティングを受けることで、シャフトの硬さや重さの最適解も同時にわかります。

2年サイクルで変わる「買い方」の考え方

毎年新モデルが出ていた時代、多くのゴルファーは「どうせ来年また型落ちになる」と感じ、購入を迷い続けることがありました。

しかしテーラーメイドは今回、その前提を変えました。
PINGやタイトリストと同じく、2年間じっくり使えるモデルを出す方針に転換したのです。

フィッターとして感じることがあります。
「型落ちになるのが早いから」という理由でドライバーの買い替えを先延ばしにしているゴルファーの多さです。
でも本来、クラブを替えるタイミングは「新モデルが出たとき」ではなく「自分のスイングに合わなくなったとき」や「スコアで明確な限界を感じたとき」のはずです。

2年サイクルの発表は、「良いものを選んで、じっくり使い込む」という本来のクラブとの付き合い方に戻るきっかけになるかもしれません。

まとめ:判断基準はシンプルです

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予算に余裕があり、2年間最新モデルを使い続けたいゴルファー → Qi4D

完成度の高いドライバーを2028年まで現役として使い続けられる安心感は大きい。
特にQi4D MAXはスコアの安定を求めるゴルファーに強くおすすめします。

コスパ重視・試打して満足したゴルファー → Qi35

性能差は実戦で約6ヤード前後。その差額をカスタムシャフトやフィッティングに使う判断は、むしろスコアアップへの近道になることもあります。
スライスに悩むゴルファーにはQi35 MAXの直進性が特に効きます。

どちらを選んでも「ハズレ」はありません。迷っているなら、まず試打してみてください。
打った瞬間に答えが出ることも多いのが、ゴルフクラブの面白いところです。


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