「ユーティリティがうまく打てない」
そう感じているゴルファーは意外と多いです。
ロングアイアンよりはやさしいはずなのに、
・球が上がらない
・左に引っかかる
・思った距離が出ない
気づけばバッグに入っているのに、コースであまり使わないクラブになってしまっている人も少なくありません。

こんにちは、クラブフィッターのナオです
25年以上、ゴルファーのクラブ選びをサポートしています
そんなユーティリティの悩みを解決するクラブとして、2026年に登場したのが
テーラーメイド「Qi4Dレスキュー」です。
テーラーメイドといえば、ドライバーの印象が強いメーカーですが、実はユーティリティも完成度が高く、多くのツアープロが使用しているクラブでもあります。
今回のQi4Dレスキューは、ツイストフェースや貫通型スピードポケットなどのテーラーメイド独自テクノロジーを搭載しながら、重心設計を最適化することでやさしさと直進性を高めたモデル。
さらに可変式スリーブによって、ロフトやライ角調整も可能になっています。
つまりこのクラブは、
ただ「球が上がるユーティリティ」ではなく、
「ミスを減らしながらしっかり距離を狙える“戦略クラブ”」という位置づけです。
では実際の性能はどうなのか。
構えやすさ、打感、弾道、飛距離性能、そしてやさしさ。
クラブフィッターとしての視点から、Qi4Dレスキューを試打レビューしていきます。


Qi4Dレスキューの番手構成は
#2(17度)、#3(19度)、#4(22度)、#5(25度)、#6(28度)
※左用は#4、#5のみ
純正シャフト
REAX65(S、SR、R)
REAX75(S)
REAX85(S)
定価 57,200円(税込)
AmazonでQi4Dレスキューをチェックする
今回から#6(28度)が追加。
Qi4Dレスキューの#2(17度)はカスタムです。
「他モデルと比較して選びたい」という方は、下記のまとめ記事もぜひ参考にしてください👇
前作モデルQi35レスキューについては↓記事をご覧ください。


Qi4D レスキューが合うゴルファーは
- 飛距離性能の高いモデルが好み
- ライン出しができるユーティリティが欲しい
- つかまり過ぎのフックを嫌う
- 細かい距離を打ち分けたい(可変式ロフト)
- 吹け上がる弾道を嫌う
「番手別の飛距離目安」と「スイングタイプ別のシャフト分類」をまとめました。
【Qi4Dレスキュー 番手別の飛距離目安】
ドライバーのヘッドスピード約42〜45m/sの場合
| 番手 | ロフト | 想定飛距離 |
|---|---|---|
| #2 | 17° | 約200〜220Y |
| #3 | 19° | 約190〜210Y |
| #4 | 22° | 約185〜205Y |
| #5 | 25° | 約175〜195Y |
| #6 | 28° | 約165〜185Y |
スイングタイプ別適したシャフトフレックス・重量
| スイング傾向 | ヘッドスピード目安 | 推奨フレックス | シャフト重量(g) |
|---|---|---|---|
| ゆったり シャロー・スイープ系 | 39〜42m/s | REAX 65 フレックスR〜S | 57〜67.5g |
| 標準的・中間テンポ・ターフを取るタイプ | 42〜45m/s | REAX 75 | 78g |
| ハードヒッター 打ち込むタイプ フックを嫌うタイプ | 44〜48m/s | REAX 85 | 86g |
※シャフトや番手の選択は、あくまで目安です。必ずご自身のスイング傾向・使用目的に合わせてご検討ください。
QiD RESCUE #4(22度) REAX65(S)カーボンシャフト 試打検証
※ Qi4Dレスキューは可変式スリーブで、ロフトを±1.5度変えることができます


ドライバーのヘッドスピード42m/s、平均飛距離220ヤードのゴルファー設定で試打

| ヘッドスピード | 打ち出し角 | バックスピン | サイドスピン | キャリー | 飛距離 | |
| 1球目 | 39.5 | 18.7 | 3391 | -396 | 188 | 196 |
| 2球目 | 38.7 | 20.2 | 3050 | 223 | 185 | 193 |
| 3球目 | 39.2 | 16.9 | 4734 | 272 | 185 | 191 |
| 平均 | 38.8 | 18.6 | 3725 | 33 | 186 | 193 |
平均キャリーは186ヤード、飛距離193ヤード。
3番アイアン、9番ウッドの飛距離です。
構えた時のヘッドトップラインがアイアンライクになり狙っていける形状に。
「テーラーメイドのレスキューだな」というような強い弾道ではあります。
インパクトは少し硬め。
打球は低スピンでドローンと飛んでいきます。
サイドスピンは入りにくいですね。
今回から採用になったREAXカーボンは3種類の重さから選べます。
前作より0.5インチ短い設定で振りやすい。
試打したREAX65(フレックスS)は3種類の中では一番軽いシャフトです。
しかし、フレックスSになると重量は67.5g、ねじれが少なく結構しっかりしていますよ。
ドライバーのヘッドスピードが42m/s以下ならフレックスSRかRがいいですね。

飛距離性能が高く、簡単になりました
テーラーメイドらしい強さを残しつつ、幅広いゴルファーが使いやすいモデルになってきましたね。
参考飛距離
ドライバーのヘッドスピード43m/s、平均飛距離230ヤードの場合
| #2 | #3 | #4 | #5 | #6 |
| 200y〜 | 190y~ | 180~190y | 170~180y | 160〜170y |
Qi4D RESCUE #4(22度)REAX 75 フレックスS 試打検証


ドライバーのヘッドスピード44m/s、平均飛距離240ヤード、ドローヒッターの設定で試打

| ヘッドスピード | 打ち出し角 | バックスピン | サイドスピン | キャリー | 飛距離 | |
| 1球目 | 40.2 | 18.7 | 4373 | -63 | 192 | 198 |
| 2球目 | 40.7 | 19.1 | 4307 | -62 | 196 | 202 |
| 3球目 | 40.4 | 19.4 | 3862 | -224 | 196 | 203 |
| 平均 | 40.4 | 19.1 | 4181 | -116 | 195 | 201 |
球がよく上がります。
バックスピンはそれほど多くなく、強い球になっています。
平均のキャリーは195ヤード、飛距離201ヤード。
棒球っぽい弾道ですが、ランが多すぎて止まらないってことはありません。
ドローで打ったのですが、全然左にきません。
ドローヒッター、左を嫌うゴルファーには安心のユーティリティです。

REAX75、REAX85シャフトになるとある程度のヘッドスピードは必要です
REAX85に関しては軽量スチール並みの硬さを感じるでしょう
参考飛距離
ドライバーのヘッドスピード44m/s、平均飛距離240ヤード、ドローヒッターの場合
| #2 | #3 | #4 | #5 | #6 |
| 210y〜 | 200y~ | 195~205y | 185~195y | 175~185y |
Qi4D レスキュー スペック


迷いをなくす、安定した飛び
ロングアイアンに不安を感じる時、フェアウェイウッドでは飛びすぎる時。そんなシーンで頼れる「Qi4D」レスキュー。ツイストフェースや貫通型スピードポケットなど信頼のテクノロジーを継承しながら、マルチマテリアル構造で重心位置を最適化。安定した飛びと狙い通りの弾道を実現。さらにレスキューにも「TASウェイト」が搭載されたことで、調整幅はこれまでにない領域へ。確信をもって攻める、その一打に「Qi4D」レスキューという選択肢を。
テーラーメイドカタログより引用
| 番手 | #2(カスタム) | #3 | #4 | #5 | #6 |
| ロフト角(度) | 17 | 19 | 22 | 25 | 28 |
| ライ角(度) | 58~61 | 58.5~61.5 | 59~62 | 59.5~62.5 | 60~63 |
| カーボンクラブ長(インチ) | 40.75 | 40.25 | 39.75 | 39.25 | 38.75 |
ヘッド素材・フェース素材
ステンレススチール [450SS] + インフィニティカーボンクラウン + TSSフロントウェイト(8g×1)
ステンレススチール [450SS] ツイストフェース
#2はカスタム。
左用設定は#4、#5のみ。
3種類の標準シャフト 適合ゴルファーは?
3種類の標準シャフトがあります。
REAX 65 フレックスS、SR、R
REAX 75 フレックスSのみ
REAX 85 フレックスSのみ
REAX 65 カーボンシャフト


| フレックス | S | SR | R |
| 重量(g) | 67.5 | 61.5 | 57 |
| クラブ重量(g) #4 | 345 | 339 | 335 |
| シャフトチップ剛性 | ミッド | ミッド | ミッド |
トルクがしぼられ、先端剛性も強いため方向性がよく打球をコントロールしやすい。
| スイング傾向 | ヘッドスピード目安 | 推奨フレックス | シャフト重量(g) |
|---|---|---|---|
| ゆったり シャロー・スイープ系 | 39〜42m/s | REAX 65 フレックスR〜S | 57〜67.5g |
グリップ
TM 26 CL360 BK/GY 60R 42.5g (径60/42.5g)
REAX 75 カーボンシャフト


| フレックス | S |
| 重量(g) | 78g |
| クラブ重量(g) #4 | 354 |
| シャフトチップ剛性 | ミッド |
REAX 75シャフトは重量が78g。
現在使用しているアイアンのシャフトは90g以上が推奨です。(短くなるにつれて総重量を重くする)
しっかり振ってもしなりすぎず、ねじれない。
REAX65カーボンシャフトでは重量、硬さが物足りないゴルファーにおススメです。
ドライバーのヘッドスピードは42m/s以上くらいは欲しいところ。
| スイング傾向 | ヘッドスピード目安 | 推奨フレックス | シャフト重量(g) |
|---|---|---|---|
| 標準的・中間テンポ・ターフを取るタイプ | 42〜45m/s | REAX 75 | 78g |
グリップ
TM 26 CL360 BK/GY 60R 42.5g (径60/42.5g)
REAX 85 カーボンシャフト


| フレックス | S |
| 重量(g) | 86g |
| クラブ重量(g) #4 | 362 |
| シャフトチップ剛性 | ミッド |
REAX 85シャフトは重量が86g。
現在使用しているアイアンのシャフトは100g以上が推奨です。(短くなるにつれて総重量を重くする)
ハードヒッターにおすすめのシャフトで、吹け上がりやフックを防ぎます。
ドライバーのヘッドスピードは44m/s以上くらいは欲しいところ。
グリップ
TM 26 CL360 BK/GY 60R 42.5g (径60/42.5g)
Qi4Dレスキュー 評価 まとめ


迷いをなくす、安定した飛び
Qi4Dレスキューを試打して感じたのは、これまでのテーラーメイドらしい「強い飛び」を持ちながら、以前よりもかなり扱いやすくなったユーティリティだということです。
ユーティリティに求められる性能は、単純な飛距離だけではありません。
フェアウェイからしっかり高さを出せること。
ラフからでもある程度前に運べること。
そして何より「左が怖くないこと」「狙った距離をイメージしやすいこと」が重要です。
その点でQi4Dレスキューは、つかまり過ぎを抑えながらもしっかり前に飛ばせる安心感があります。
特にドローヒッターやフックを避けたいゴルファー、あるいはアイアンのようにラインを出して打ちたいゴルファーには相性のいいモデルだと感じました。
一方で、ただ球が上がるだけの“オートマチック系ユーティリティ”とは少し性格が違います。
球をしっかり前に運びたい、吹け上がる弾道を抑えたい、飛距離性能を重視したいゴルファーに向いているクラブです。
つまりQi4Dレスキューは「やさしいのに頼りないクラブ」ではなく「やさしくなったのにしっかり戦えるクラブ」というバランスの良さが特徴です。


また、今回のモデルはシャフトの選択肢が3種類用意されている点も大きなポイントです。
REAX65
REAX75
REAX85
ヘッドは同じでも、シャフトが合わなければ「左に行く」「上がり過ぎる」「重くて振れない」など印象は大きく変わります。
自分のヘッドスピードやスイングタイプに合わせて選べるのは大きなメリットです。
ユーティリティが苦手なゴルファーほど、「当たれば飛ぶクラブ」ではなく「ミスしても大きな失敗になりにくいクラブ」を選ぶことが重要です。
Qi4Dレスキューはまさにそんな一本。
飛距離性能、方向性、構えやすさ、そして左を消しやすい安心感。
総合的に見て、2026年モデルの中でも評価の高いユーティリティだと感じました。
・今のユーティリティが引っかかる
・球は上がるけど距離が物足りない
・ロングアイアンの代わりになるクラブが欲しい
そんなゴルファーは、Qi4Dレスキューを一度チェックしてみる価値があります。
特に#4〜#6あたりはコースでも出番の多い、頼れる番手になるでしょう。
ユーティリティ選びで迷っているゴルファーは、「自分のヘッドスピード」「現在使用しているアイアンの重量」「スイングテンポ」、この3つを基準にスペックを選んでみてください。
スペックが合えば、コースで「使いたくなるユーティリティ」になるはずです。
ドライバーのヘッドスピード毎の対応シャフト目安
| スイング傾向 | ヘッドスピード目安 | 推奨フレックス | シャフト重量(g) |
|---|---|---|---|
| ゆったり シャロー・スイープ系 | 39〜42m/s | REAX 65 フレックスR〜S | 57〜67.5g |
| 標準的・中間テンポ・ターフを取るタイプ | 42〜45m/s | REAX 75 | 78g |
| ハードヒッター 打ち込むタイプ フックを嫌うタイプ | 44〜48m/s | REAX 85 | 86g |
参考にしてください。
(注)あくまで目安です。スイングタイプ、パワー、テンポ、好みでもスペックは変わります。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
- QQi4Dレスキューはどんなゴルファーに向いていますか?
- A
飛距離性能を重視しながらも、左へのミスを減らしたいゴルファーに向いています。特にドローヒッターや、つかまり過ぎるユーティリティが苦手なゴルファーには相性のいいモデルです。
- QQi4Dレスキューは初心者でも使えますか?
- A
使用できますが、どちらかと言えば中級者以上に向いているモデルです。球が上がるだけのユーティリティではなく、飛距離性能や直進性を重視した設計なので、ある程度スイングが安定しているゴルファーにおすすめです。
- QREAX65とREAX75はどちらを選べばいいですか?
- A
目安として、ドライバーのヘッドスピード42m/s以下ならREAX65、42〜45m/sくらいならREAX75がおすすめです。現在使用しているアイアンシャフトの重量とのバランスも重要なので、アイアンが軽量モデルならREAX65、しっかりしたシャフトならREAX75が合いやすいです。
- QREAX85はどんなゴルファー向けですか?
- A
ヘッドスピード44m/s以上のハードヒッター向けです。重量があり、ねじれが少ないため、吹け上がりやフックを抑えたいゴルファーに向いています。軽量カーボンだと物足りないゴルファーには非常に相性がいいでしょう。
- QQi4Dレスキューは前作Qi35レスキューと比べてどうですか?
- A
飛距離性能はそのままに、より扱いやすくなった印象です。シャフトラインナップが増えたことや、番手構成に#6が追加されたことで、より多くのゴルファーが使いやすいモデルになっています。
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