「飛ばしたい。でも、曲げたくない」
そんなゴルファーの本音に、テーラーメイドが“あの名器”を現代の技術で蘇らせました。
2025年、伝説のR7シリーズが「R7 クアッドミニドライバー」として復活。
最新のカーボンクラウン&前後ウェイト構造により、305ccというコンパクトサイズながら、驚異の安定性と飛距離性能を実現しています。
見た目は小さくても、中身は完全に“現代スペック”。
ロフト角は11.5度/13.5度から選べ、クラシカルな形状に現代的なチタンツイストフェースと可変スリーブを搭載。
「ドライバーは扱いづらい、でも3Wの飛距離じゃ物足りない」──そんな場面を補う“もう一つの武器”。
それがR7ミニドライバーです。
ヘッド体積が460㎤が標準の現在で、「R7 クアッドミニドライバー」は305㎤。
2000年以前からゴルフをしていた人たちには懐かしい大きさのドライバーです。

「R7ミニドライバー」私の経験上、ためが強く、リストを使ってスイングするゴルファーはドンピシャで合います
インパクト付近でヘッドターンを多く使うゴルファーにも良いですね


テーラーメイドの歴史の中でも最も象徴的なモデルのひとつで、当時人気を博した「R7シリーズ」。
テーラーメイド公式ホームページ
その歴史と伝統を継承しながらもテーラーメイド独自の機能とモダンなコスメティックをまとい、ゴルファーにインスピレーションを与える「R7クアッド」ミニドライバーとして復活
20年前くらいに発売された「R7」は当時ゴルファーの間でかなり流行ったドライバー。
可変ウェイトシステムが画期的で、誰もが1度は使ってみたいと憧れた懐かしいモデルです。
ヘッド体積は400CCで当時としては大型ヘッドとして話題になったドライバー。
飛距離と寛容性を両立した革新的モデルとしてツアーでも人気を博しました。
今作のR7 クアッドミニドライバーは「復刻の名を借りた新設計モデル」であり、305ccの小型ヘッドで“セカンドドライバー”的な位置付けになっています。

現役クラブフィッターのナオです
25年以上ゴルファーのクラブ選びをサポートしています
従来のドライバーよりも小さなヘッドと短尺シャフトによりヘッドコントロールしやすく、ミート率が上がりやすい設計になっています。
さらに、最新のテクノロジーを搭載したことで、飛距離性能も大幅に向上。
ドライバーに迫る飛距離を実現しながら、コントロール性能も抜群です。


ソール前方に13g×2、後方に4g×2のウェイトが標準装備。
前側を重くし、スピン量を抑え、飛距離アップを追求しています。
「 ミニドライバー」を求めてショップに来られる多くのゴルファーは、ヘッドが大きくシャフトが長いドライバーが苦手なゴルファーです。
R7クアッドミニドライバーが合うゴルファー
- ヘッドが大きいドライバーが苦手
- シャフトが長いドライバーが苦手
- ラインだしショットでコントロールしたい
- ミート率が高いゴルファー
- ヘッドスピード41〜46m/s

セカンドドライバーとして狭いホールや曲げたくないホールで使ったり、直ドラとしてスプーン代わりに使用する強者ゴルファーもいます
(注)純正シャフト、フレックスSのみ、重量は56g。
ドライバーのヘッドスピードが41m/s以上、7番アイアンの飛距離130ヤード以上のゴルファーにおすすめです。
ロフト 11.5度 13.5度
純正シャフト
2025 r7QMD Diamana SILVER TM55
フレックス S
標準シャフト本体価格 ¥88,000(税込)
キャロウェイからも「エリートミニドライバー」発売されています👇
試打計測のボールはタイトリストプロV1、弾道測定にはスカイトラックを使用。
(10球打って成績の良い3球を記録)
R7 QUAD MINI ドライバー 11.5度 2025 r7QMD Diamana SILVER TM55 フレックスS 試打


ドライバーのヘッドスピード約42m/sで試打計測

ヘッドスピード | ボール初速 | 打ち出し角 | バックスピン | サイドスピン | キャリー | 飛距離 | |
1球目 | 42.1 | 60.8 | 13.0 | 2413 | -36 | 216 | 238 |
2球目 | 42.2 | 62.0 | 14.2 | 2997 | -88 | 228 | 242 |
3球目 | 42.3 | 62.3 | 14.0 | 2289 | -68 | 225 | 246 |
平均 | 42.2 | 61.7 | 13.7 | 2566 | -64 | 223 | 242 |
ヘッドスピード42.2m/sで平均飛距離242ヤード。
普通のドライバーと変わらず、よく飛んでいます。
打ち出し角、バックスピン量が適量で理想的な高さ。
そして何より振りやすい。
ヘッドをコントロールしやすく、シャフトも短いので曲がりませんね〜。
前作のバーナーミニより低スピンで飛んでいく弾道。
高めの弾道というより中弾道で前に行く感じ。
構えた感じは、フェース上部クラウン部分前方にラインが入り、ターゲットに対してスクエアに構えやすい。
ロフト可変式で±2度のロフト調整が可能です。
インパクトの打感はチタンフェースながらややおとなしめ。
打音はあまり反響しません。


総重量は約318g。
前作バーナーミニドライバーより大幅に軽くなりました。
スプーンを打つようにティアップを低くして打てばチーピンは皆無。
フックで困っているゴルファーには超お助けクラブです。
純正の2025 r7QMD Diamana SILVER TM55は中元調子でトルクも少ない、フック、吹け上がりしにくいシャフトです。
ある程度のパワーとヘッドスピードを必要とするモデルです。
前作バーナーミニドライバーと比べると格段に振りやすくなっています。
シャフト重量が軽くなりましたからね。

ヘッドが小ぶりで振り切りやすい
コントロール性も抜群でどんな狭いホールでも使えそう


ドライバーのヘッドスピード約45m/sで試打計測

ヘッドスピード | ボール初速 | 打ち出し角 | バックスピン | サイドスピン | キャリー | 飛距離 | |
1球目 | 43.5 | 63.5 | 16.4 | 1868 | -459 | 230 | 249 |
2球目 | 45.0 | 64.8 | 10.7 | 2410 | -107 | 231 | 256 |
3球目 | 46.0 | 65.4 | 12.2 | 3099 | 548 | 242 | 257 |
平均 | 44.8 | 64.6 | 13.1 | 2459 | -6 | 234 | 254 |
ヘッドスピードをあげてショットしてみました。
特筆すべきはロフトの割には弾道が低い。
バックスピンも少なめで強弾道です。
ただ、芯を外すと全然飛ばない。
良いショットだけを載せているので、上記の成績になっていますが、ミスショットも多数ありました。
左右の曲がりも、芯を外すときっちり曲がります。トゥ側でフック、ヒール側でスライス。
ミート率が高いゴルファーでないと少し苦労しそうです。


ヘッドはドライバーとしては小さいのですが、スプーンよりはだいぶ大きい。
セカンドショットで使う場合は、ライ、スタンスの状況を考えて使わないとミスの確率は上がってしまいます。
そもそもこのヘッド形状で地面からの直打ちをしようとは思いません。
結構なテクニックがないと直打ちは難しいでしょう。
狭いホール、下りの状況、アゲインストで球を上げたくない時にはいいのですが、それ以外は普通にスプーンでショットしたほうが成功確率は高いですよ。

セカンドショットでは使いにくい
ティショット専用でいいと思います
R7クアッドミニドライバー スペック テクノロジー


HEAD | r7 QUAD MINI DRIVER / アールセブン クアッド ミニ ドライバー | |
---|---|---|
ヘッド素材 / フェース素材 | チタンボディ [9-1-1 ti] + インフィニティカーボンクラウン + TASウェイト(13g x 2 / 4g x 2) | |
ヘッド体積(㎤<㏄>) | 305 | |
ライ角(°) | 57 (STD) – 61 (UPRT) | |
長さ (インチ) | 2025 r7QMD Diamana SILVER TM55 (S) | 43.75 |
シャフト&グリップ


SHAFT | FLEX | ロフト角(°) | |
---|---|---|---|
11.5 | 13.5 | ||
2025 r7QMD Diamana SILVER TM55 (S) | S | ● | ● |
SHAFT | 2025 r7QMD Diamana SILVER TM55 | ||
---|---|---|---|
フレックス | S | ||
クラブ重量(g) | 約318 | ||
シャフト重量(g) | 約56 | ||
トルク | 3.6 | ||
バランス | D3 | ||
キックポイント | 中元 | ||
グリップ | TM 2025 TV360 BK/BK 60R 47.5g (径60/47.5g) |
グリップ
TM 2025 TV360 BK/BK 60R 47.5g
径60/47.5g
ドライバーが苦手なゴルファーにおすすめ R7 MINI DRIVERまとめ


ドライバーショットを曲げたくない。
短いシャフト、小ぶりなヘッドで振りやすい。
多くのゴルファーに支持されるモデルではありませんが、重宝しているプレーヤーがいるのも事実。
芯で捉えれば、普通のドライバーと飛距離はそれほど変わらない。
チーピン、プッシュ、振り切れないドライバーで悩んでいるゴルファーの救世主になっています。
項目 | 評価の傾向 |
---|---|
飛距離性能 | 高性能、ヘッドスピード45m/sで250ヤード前後目安 |
打感・打音 | 柔らかく弾き感ある打感。音は落ち着いた中音 |
許容性・安定性 | 弾道安定、操作性に優れるが、ミスにはややシビア |
弾道調整機構 | 4つの可変ウェイトによりスピン・球筋調整が自在 |
構えやすさ・デザイン | 305cc中庸サイズ&R7復刻らしいデザインで好評 |
用途・用途適性 | ティーショット向け。地面からの使用はやや難 |
同時期に発売された「エリートミニドライバー」との比較は👇
- R7 Quad Mini Driver
調整性と打感で上回り、正確性を追求できる本格派クラブ。
ただしミスへのペナルティは厳しめ。 - Callaway Elyte Mini Driver
許容性が高く構えやすい、初〜中級者向け。
安定感重視でかつ調整は簡単。
📌 選び方アドバイス
- 自信を持って打てるゴルファー、スピンや球筋を細かく設定したいゴルファーには R7 Quad Mini
- 少しでもミスの影響を減らしたいゴルファー、楽にフェアウェイにボールを置きたいには Elyte Mini
キャロウェイ「エリートミニドライバー」の試打レビュー記事はこちらをどうぞ👇
R7ミニドライバーを使用したゴルファーの口コミ
- 「往年のR7の雰囲気がしっかり再現され、見た目からも打感まで懐かしさを感じさせる」
- 「可変ウェイトによる調整自由度が高く、飛距離・安定性ともに高評価」
- 「ドライバー苦手な人でも使いやすく、直進性と操作性のバランスが良い」
- 「本格派から中級アマチュアまで、幅広いゴルファーに対応できる設計」

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