グリーン手前の花道から「ピタッと寄せてタップインだ」と意気込んだアプローチが大チャックリ😢
ウェッジのシャフトを折ってしまおうかと思ったことはありませんか?

クラブフィッターのナオです
25年以上専門店でゴルファーのクラブ選びをサポートしています
「アプローチが全然寄らない…」
「ザックリ・トップが怖い…」
そんな声を、お客様から本当によく聞きます。
実はここ数年、そうしたゴルファーにおすすめしているのが「チッパー」。
見た目はアイアンっぽいのに、打ち方は“ほぼパター”感覚。
だから再現性が高くて、寄せの成功率がグンと上がるんです。
この記事では、現役フィッターが
実際に試して「これは使える」と感じたチッパー、ランニングウェッジをタイプ別に厳選。
「今すぐ寄せワン率を上げたい!」というゴルファーに、ぜひ読んでほしい内容です。

私もアプローチイップスになってしまった時、使っていました
楽になりますよ~
ルール適合で見た目もパターのようでスタイリッシュ。
30ヤードくらいまでのバンカー越えでないアプローチショットなら大活躍。
そんなお助けクラブチッパー、ランニングウェッジの人気5モデルをランキング形式で紹介します。
チャックリ、ザックリ、トップとはこれでおさらばです。
アプローチショットがめちゃくちゃ苦手なレディースゴルファーも必見。
先日、メジャーな女子プロがR35ウェッジを使用しているところを見ました~
アプローチに悩んでいるゴルファーはプロアマ問わず多いんです。
おすすめのチッパー、ランニングウェッジは
1 R35 WEDGE(プロギア)
AmazonでR35ウェッジを探す
2 DR‐119(キャスコ)
AmazonでドルフィンDR119ウェッジを探す
3 ODYSSEY CHIPPER(キャロウェイ)
Amazonでオデッセイチッパー25を探す
4 ChipR(ピン)
Amazonでピンチッパーを探す
5 SMART SOLE FULL-FACE TYPE-C (ダンロップ)
AmazonでクリーブランドタイプCウェッジを探す
上記5機種です。
それぞれ特徴、おすすめランキングを見てみましょう。
レディース用はおもに32~33.5インチと短めの設定になっています。
1位 プロギア R35 WEDGE (アール35ウェッジ)


ロフト角35度(8番アイアンくらいのロフト)
総重量548g
長さ34インチ(パターの長さと一緒)レディス用は32インチ
総重量545g
パター感覚のウェッジでピンまで
「キャリー1 ラン3」の割合で打てるように設計されています。
グリップもオリジナルで意識的に太くしパターのフィーリングを持たせてくれるとともに、不思議なほど緊張感をほぐしてくれます。
上から構えた時にヘッドに白い直線が引いてあるのでラインに対してスクエアに構えやすい。
ヘッド自体が黒色なのでコンパクトに見えスタイリッシュです。(レディース使用のヘッド色はシルバーです)

ロングセラーモデルで私も過去にお世話になっていました
💬 ナオの一言:
はっきり言って、これほど“やさしさ全振り”のウェッジは他にないです。
ストローク感覚で振れて、ザックリの心配がほぼゼロ。
僕の経験上、「アプローチが怖い人」にまず試してほしいNo.1です。
使いこなしてくると、ラインやタッチに集中でき寄せワン続出です。
パターとウェッジの中間的な形状。
2位 キャスコ DRW-119 (ドルフィンランニングウェッジ119)


ロフト角39度(9番アイアンくらいのロフト)
総重量519g(グリップがジャンボサイズの場合539g)
(注)グリップがノーマル太グリップ、ジャンボグリップが選択可
33インチ、34インチが選べます
女性におすすめの33インチもラインアップ
やさしい、簡単 持っていてもカッコいいクラブをコンセプトに20ヤードを確実に寄せます。
幅広いゴルファーが
違和感なく構えられる形状。
リーディングエッジ(フェースの下側直線部分)が厚く丸いため芝に刺さりにくく、ザックリミスを軽減してくれます。
パターのクランクネックをイメージしたネック形状で真っすぐストロークしやすい。
シャンクも軽減。
フェースの高さが普通のチッパーより高く設計されているのでラフにも強く幅広い場面で使える。(フェース上部が広い)

少しスピンがかかりながら飛んでいくので大オーバーしにくいです
💬 ナオの一言:
ウェッジの形をしてるのに、“チッパー以上のチッパー”って感じ。
ソールがめちゃくちゃ滑って、どんなライでもヘッドが抜けてくれます。
本気でミスを減らしたい人には、これ一本で世界変わります。
形状はウェッジに近いです
3位 キャロウェイ オデッセイ CHIPPER(チッパー)


ロフト角37度(8番アイアンくらい)
34.5インチ
レディス用は33.5インチ


パッティングと同じようにストロークするだけで、簡単にピッチエンドランやランニングアプローチが可能。
ロフトがあるのでパッティングのようなストロークをするだけでも簡単にボールが上がり、転がります。キャリーとランの比率は1:3が目安です。
フェース面には、ソフトフィーリングのポリマーインサートを装着。
距離感を揃えやすい、心地良い打感を生み出します。
ヘッド後方のフランジ部分には、3本の白いアライメント用ラインを採用。
ターゲットに対してスクエアに構えやすくなっています。
「ODYSSEY CHIPPER」ではユーティリティのように、真っすぐヘッドに接続するつくりとなっています。
より構えやすく、弾道や距離感のイメージも出しやすいネックです。

オデッセイパターの様なやわらかい打感です
💬 ナオの一言:
僕はこれを“転がし専用マシン”と呼んでます(笑)
フェースが広くて、安心感がダントツ。
グリーン周りで手首が動きすぎるタイプの方には、とくにおすすめです。
ソールから見るとユーティリティぽい形状
4位 ピン チッパー ChipR(ニューモデル)




一目見てカッコよさに惚れました。
普通のウェッジとスタイルは変わらず、ちゃんとチッパーの役割を果たすモデル。
ライ角とシャフト長さのおかげでパターのように構えられ、アプローチがめっちゃ簡単。
確かにいいのですが使っているうちに
「あれ、これ8番アイアンでもいいんじゃない?」って思ってしまいます。
ピンG430、8番アイアンをパターの長さでアップライにしたような感じ。
グリップはウェッジと同じ(太くない)
ヘッド素材・製法(ボディ):431ステンレススチール
ヘッド仕上げ:ハイドロパールクローム仕上げ
シャフト名:Z-Z115
ロフト角(度):/38.5
ライ角(度):/70
クラブ長さ
(インチ):33/34/35
付属ヘッドカバー:無

一見チッパーには見えないスタイリッシュな形状
バッグに入っていても恥ずかしくありません(笑)
💬 ナオの一言:
チッパーって“初心者用”のイメージありますが、これは完全に“本気モデル”。
操作性が高く、ちょっと上級者でも「これは便利」と感じるはず。
ちゃんと芯で打てる人には、めちゃくちゃ使い勝手がいいです。
形状は完全にアイアン。
アイアンと比べて、ライ角がアップライトでシャフトが短いのが特徴
5位 ダンロップ スマートソールFULL-FACE TYPE-C (クリーブランド)

ロフト角42度(9番アイアンくらい)
総重量約463g(レディスは402g)
35.0インチ
レディス用は34.0インチ
パター感覚で寄せられるウェッジ。
打点のバラツキに対する許容性があり、アプローチショットがこれまでにないやさしさに。
幅広ワイドソールがダフリを抑制し、グリーン周りのミスを減らします。
他のモデルよりロフトが付いているのでキャリーが少し多めになります。
普通のウェッジのヘッドがチッパーになっている感じ。
グリップはアイアン用グリップ(太くない)。

形状はウェッジと変わらずチッパーに見えません
値段が安いのも魅力です
💬 ナオの一言:
これはもう「ズルいな」と思うくらい、抜けがいい(笑)
ソールがワイドで、芝の上でもラフでもエッジでも“引っかからない安心感”が抜群。
ウェッジで苦手意識がある人にとって、強力な助けになると思います。
形状は完全にウェッジ。
チッパー ランニングウェッジの使い方 打ち方

5機種のチッパー、ランニングウェッジで共通していることはソール幅が広く、総重量が重め、グリップが太い(ピンとクリーブランドはノーマルグリップ)ことです。
これは何を意図しているかというと、【パターの様に打ってください】ということです。
構え方
- スタンス幅は肩幅くらい
- ボールをスタンスの中央にセット
- グリップはパターを握るグリップと同じ
- 構えを正面から見てグリップ、両肘、両肩で五角形ができるようにする
打ち方
- パターと同じようにヘッドを低く低く動かしてストローク
(アプローチショットの様に手首のコックをつかわないこと) - インパクトの瞬間アドレスで出来た手首の角度を保ったまま打つ
- ヘッドをほうきの葉先に見立て、掃くようにストローク
- トップしてしまう場合はほんの少しだけダウンブローにインパクトする
各機種ともロフトがありますので少しだけキャリーして転がっていきます。
キャリーとランの割合はグリーンの硬さやスピードによって違いますが、おおよそキャリー1に対してラン3です。
チッパー人気ランキング 総合評価
「チッパーって邪道じゃないの?」って思ってた僕が、
過去には競技でも持ち歩くほど“頼れる武器”になりました。
苦手克服のための“助け舟”として、
1本バッグに入れておくと、ゴルフの楽しさが変わってくるかもしれませんよ。
正直ピンのChipRは見た目重視です。
機能性を考えるならプロギアR35、キャスコDRW-119、キャロウェイチッパーが圧倒的に使いやすい。
アプローチショットがどうしても苦手で苦しんでいるのなら、まずこの3機種の中でお好みのモデルを試してみてください。
グリーン周りでのアプローチショットの安心感が格段に増します。
遊びでやっているゴルフなんですから道具に頼って楽しんだらいいのではないでしょうか?
最近の若いゴルファーはチッパー、ランニングウェッジを使うことに抵抗が少なく、グリーン周りの悩みを道具で簡単に解消しています。
上記参照の5モデルは形がスタイリッシュでカッコよく、使っても違和感なんてありません。
それにチッパー、ランニングウェッジを使っていくうちにアプローチショットがうまくなっていく事もあるのです。

チッパーの打ち方にアプローチショットのヒントがあります
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
- Qチッパーってルール上使ってもいいんですか?
- A
もちろんルール上問題ありません。R&A(ルール統括機関)でも“チッパー”は通常のクラブとして扱われています。(チッパーとして認められるのはロフト角が10度以上のクラブです)
※補足:R&Aのクラブ規則では、「パターと認められるためにはロフトが10度未満であること」が条件のひとつとされています。ただし、ロフトが10度未満だからといってすべてのクラブが“パター扱い”になるわけではありません。
特にチッパーのような特殊な形状のクラブでは、ロフトが立ちすぎていると“分類が曖昧”になるリスクがあるため、競技での使用時は注意が必要です。
- Q見た目が恥ずかしいって思われませんか?
- A
その気持ち、よく分かります。でも「スコアを良くしたい」という姿勢の方がかっこいいですし、実際に上級者やプロの間でも“実用性重視で使ってる人”は意外といるんですよ。
- Qチッパーって1本あれば十分? 距離の打ち分けはできるの?
- A
基本的には“転がし専用”として、1本で十分対応できます。距離の打ち分けは「振り幅」で調整しますが、10〜30ヤード程度のアプローチなら安定した再現性が出しやすいのがチッパーの強みです。
- Qチッパーを使ってたらゴルフが上手くならないのでは?
- A
むしろ逆で、「ミスが減る → 結果が安定 → 自信がつく」という好循環が生まれます。
スコアを安定させることがゴルフの上達につながるので、チッパーは“戦略的な上達アイテム”とも言えます。