記事内にプロモーションが含まれていることがあります

ゼクシオ14フェアウェイウッド試打評価|驚くほど上がる“やさしさ”を徹底検証

ゼクシオ14フェアウェイウッド試打評価|驚くほど上がる“やさしさ”を徹底検証

ダンロップゴルフ「XXIO14シリーズ」
(ドライバー、フェアウェイウッド、ハイブリッド、アイアン)
2025年11月22日(土)発売。

「さらに高く、さらに遠くへ爽快に飛ばす」。
高い飛距離性能とやさしさでプロゴルファーからアマチュアまで高い支持を受けているゼクシオシリーズの14代目モデル。
デザインが一新され、ややコンパクトな形状に改良されたヘッドになりました。

ナオ
ナオ

クラブフィッターのナオです
25年以上ゴルファーのクラブ選びをサポートしています

前作までソールに大きく入っていたXXIOロゴがなくなりスタイリッシュに。
クラウン前方、フェース上側部分の膨らみもなくなり、よりシンプルでカッコ良くなりました。

#3(15度)、#4(16.5度)、W5(18度)、#7(20度)、#9(23度)までの豊富な番手構成。
他のメーカーには少ない#4(16.5度)、#9(23度)が用意されているのも嬉しい。

ゼクシオ14フェアウェイウッドの飛距離性能、選び方をフィッター目線で詳しく解説していきます。

ゼクシオ14フェアウェイウッドが合うゴルファーは

  • 飛距離性能の高いモデルを好む
  • 打点が広く、簡単に球が上がるフェアウェイウッドが欲しい
  • スライスを防ぎつかまりのいいクラブを求む
  • 3番ウッドは難しい、5番ウッドでは飛距離が物足りない(4番ウッドがあります)
  • 7番ウッドでは飛びすぎる、ユーティリティは苦手(9番ウッドがあります)

ゼクシオ14フェアウェイウッドのシャフトは
ゼクシオMP1400カーボン フレックスR(40g)、SR(41g)、S(42g)、R2(39g)

本体価格
純正カーボン 定価 ¥64,900(税込)

AmazonでXXIO14フェアウェイウッドをチェックする

フレックスドライバーヘッドスピード目安
R36〜39m/s
SR38〜41m/s
S40〜43m/s

一般的なシャフトよりは少しやわらかめです

最新ゼクシオ14フェアウェイウッドはどんなゴルファーに合うのか?
進化したゼクシオ14フェアウェイを試打して、特性を検証します。

※弾道測定にはスカイトラックを使用(室内試打室)、ボールはXXIO
(10球打ってよかった3球を採用)

前作XXIO13フェアウェイウッドについては↓記事をご覧ください。

最新XXIO14ドライバーについては↓記事をご覧ください。

XXIO14ハイブリッドについての詳細は↓記事をご覧ください。

ゼクシオ14フェアウェイ 3番(15度)シャフトMP1400 フレックスS 試打 参考飛距離

ドライバーのヘッドスピード44m/s、飛距離約240ヤードのフェードヒッターを想定して試打

スカイトラックでのデータ画像
ヘッドスピード打ち出し角バックスピンサイドスピンキャリー飛距離
1球目43.215.63740162219227
2球目44.311.84518654210218
3球目44.613.14328627214221
平均44.013.54195481214222
サイドスピン(+スライス -フック)

ヘッドはクラウン前方の膨らみがなくなりシンプルな顔で構えやすい。
相変わらず打感は弾き感が強く、インパクト音は「キーン」と心地よいですね。
試打した3球は平均キャリーが214ヤード飛距離222ヤード

ティアップなしのフェアウェイから直で打っても高くつかまりのいい強弾道。
めちゃめちゃやさしいです。

快心なショットばかりではなかったのですが、さすがゼクシオ、芯を外してもナイスショットと飛距離はあまり変わりません。

ボールをしっかりつかまえて打つと、上に上がるよりも前に飛びます。
つかまりはいいのですが、左に行きすぎることもありません。
今回のゼクシオ14フェアウェイウッドはドローヒッターでも使えそう。

ナオ
ナオ

飛距離性能も高いのですが、いちばんの特徴は弾道の高さ
ハーフトップでも上がります

ドライバーのヘッドスピード約44m/sのゴルファー 番手ごとの参考飛距離

番手W#3W#4W#5W#7W#9
ヤード225220210200190
参考飛距離 目安

ゼクシオ14フェアウェイウッド 5番(18度)シャフトMP1400 フレックスSR 試打 参考飛距離

ドライバーのヘッドスピード43m/s、飛距離約230ヤードのドローヒッターを想定して試打

スカイトラックでのデータ画像
ヘッドスピード打ち出し角バックスピンサイドスピンキャリー飛距離
1球目41.116.43925170204211
2球目41.913.84246-678206213
3球目41.713.04823-626202208
平均41.614.44331-378204211
サイドスピン(+スライス -フック)

高弾道で強いボールです。
少しつかまって左に行っていますが、許容範囲。
軽いドローボールで平均キャリー204ヤード飛距離211ヤード

バックスピンが適度にかかりフワッと浮きます。
5番ウッドも飛距離性能は高いですね。

ヘッドは大きすぎずちょうどいいサイズ。
振りぬけがよく、打音もゼクシオらしくいい響き。

MP1400シャフトは軽くて先端のしなり戻りが速いシャフトです。
軽く振ってもヘッドスピードが簡単に上がります。

5番ウッドはフェアウェイウッドの中で1番重宝するクラブ。
セカンドショットで距離を稼ぐとき、狭いホールのティショットなどでも活躍します。

ナオ
ナオ

飛距離性能が高く、つかまりのいいフェアウェイウッド
3番、4番ウッドが苦手なら5番で十分

ドライバーのヘッドスピード約43m/sのゴルファー 番手ごとの参考飛距離

番手W#3W#4W#5W#7W#9
ヤード220215205195185
参考飛距離 目安

ゼクシオ14フェアウェイウッド 7番(20度)シャフトMP1400 フレックスSR 試打 参考飛距離

ドライバーのヘッドスピード42m/s、飛距離約220ヤードのゴルファーを想定して試打。

スカイトラックでのデータ画像
ヘッドスピード打ち出し角バックスピンサイドスピンキャリー飛距離
1球目40.514.54639200188195
2球目40.516.64470-129190196
3球目39.315.24557-65186193
平均40.115.445552188195
サイドスピン(+スライス -フック)

飛距離は平均キャリー188ヤード、トータル195ヤード
フワッと浮いて簡単に飛ぶ。
曲がりも少なく、コントロール性も高い。

地面からのショットでもバックスピンが十分かかり、球が楽に上がってくれます。

ナオ
ナオ

フェアウェイウッドが上がりにくいゴルファーにはピッタリ
セカンドショットで使いやすいクラブです

ドライバーのヘッドスピード約42m/sのゴルファー 番手ごとの参考飛距離

番手W#3W#4W#5W#7W#9
ヤード210205200190180
参考飛距離 目安

ゼクシオ14フェアウェイウッド スペック詳細

W#3(15度)、#4(16.5度)、W#5(18度)、W#7(20度)W#9(23度)の設定。

ヘッド素材 フェース・HT1770M ボディ/クラウン・マレージング鋼
ヘッド製法 フェース・鍛造 ボディ・ロストワックス精密鋳造
仕上げ 高輝度メタリック塗装 IP +ミラー+サテン+レーザー仕上げ

機能 特徴

機能・特長

「NEW CANNON SOLE、EDGE CUP 」で大きな飛びを実現

NEW CANNON SOLE
高初速化
フェース下部をくり抜き大砲型に設計し、ソールを薄肉化することで大きなたわみを実現
低重心化
従来より、トゥヒールの厚肉部を拡大し、さらに低重心化

EDGE CUP FACE
カップフェースの溶接部をエッジ部に設定し、剛性を強化
フェースのエネルギーを受け止め、薄肉化した後方のクラウン部が大きなたわみを生み初速性能が向上

ダンロップゴルフ公式カタログより

クラブスペック

W#3W#4W#5W#7W#9
ロフト角(°)1516.5182023
ライ角(°)5757.55858.559
ヘッド重さ(g)209211214217222
ヘッド体積(CM3182182168152133
クラブ長さ(インチ)43.543.254342.542
バランスD3D3D3D3D3
クラブ重さ(g)/ R287288290294298

MP1400純正シャフト 純正グリップ

硬度調子重さ(g)トルク
S先中426.0
SR先中416.0
R先中406.0
R2先中396.1
R2は特注
ナオ
ナオ

一般的なシャフトより、しなりが少し柔らかめです
シャフト先端のしなり戻りが速く、加速する感覚が凄い

ドライバーヘッドスピード毎の対応フレックス目安は

34~37m/s フレックスR2(特注)
36~39m/s フレックスR
38~41m/s フレックスSR
40~43m/s フレックスS

グリップ

ゼクシオ 14専用 WEIGHT PLUSフルラバーグリップ (バックラインあり、ロゴ入り)〈31g/口径65〉

さらに磨かれた安定性 XXIO14フェアウェイウッド まとめ

デザインが一新されスタイリッシュになったゼクシオ14フェアウェイウッド。
年配のゴルファー用モデルと思われていたゼクシオブランドを変える可能性があるクラブに仕上がりました。

性能は、楽に振れ、簡単につかまり、高弾道のボールが打てるフェアウェイウッド。
飛距離性能が高く、弱点の少ないモデルです。

つかまり弾道の高さ合いやすいスイング軌道
ゼクシオ14良い高いアウトサイドイン
ダウンブロー

ゼクシオ14フェアウェイウッドはボールが上がりやすい。
標準シャフトの硬さがやわらかく、ヘッドスピードに自信がないゴルファーでも簡単に振り切れます。
アウトサイドインでダウンブローに打つタイプと相性良し。
球が上がりにくいゴルファーでも打ちやすくなった3番ウッド。
全番手、ボールの上がりやすさには定評があります。

対象ゴルファーはスライサー、球が上がりにくい、楽に振りたいプレーヤーです。

ハードヒッターは球が上がりすぎる、つかまりが強すぎるデメリットもあります。

ナオ
ナオ

ドライバーのヘッドスピード37〜43m/sのゴルファーにとって、XXIO14フェアウェイウッドは最高の出来になったかもしれません

最後までお付き合いいただきありがとうございました。