各メーカーから2023年の最新モデルが続々と発表されているフェアウェイウッド。
ティショットや距離があるセカンドショットで活躍してくれると助かる重要な道具です。
しかし、ティアップの状態ならまだいいのですが地面から直接インパクトするのが大変難しいクラブ。
苦手としているゴルファーも多いと思います。
そんな悩みを抱えたゴルファー達の救世主となりえる「飛ぶ、上がる、やさしい」と3拍子揃ったフェアウェイウッド」5機種を紹介します。

こんにちはクラブフィッターのナオです
20年以上ゴルファーのクラブ選びをサポートしています
ドライバー代わりに使えるフェアウェイウッド。
ロングアイアンの代わりとなるショートウッドなど、使いかたは色々。
重量、特徴、可変式スリーブの有無など違いはありますが、自身の打ち方、好みに合わせて使用すれば活躍することは間違いなしの商品です。
使ってみたいフェアウェイウッド5モデルは
- G430MAX(ピン)直進性が強く安定感がある
純正シャフト ¥60,500(税込) - ステルス2(テーラーメイド)飛距離性能が高い
純正シャフト ¥58,300(税込) - ステルスグローレ(テーラーメイド)軽くて振りやすく、よくつかまる
純正シャフト ¥60,500(税込) - パラダイムユーティリティ(キャロウェイ)打点が広く簡単に上がる
純正シャフト ¥60,500(税込) - RS(プロギア)つかまりが抜群で弾きも強い
純正シャフト ¥49,500(税込)
※値段は定価
紹介するフェアウェイウッド5機種は、ドライバーのヘッドスピード約45m/s、平均飛距離250ヤード以下のゴルファーを対象にしています。
(ヘッドスピードが速いゴルファーは重量の重い、硬さのあるカスタムシャフトで対応してください)
フェアウェイウッドが苦手なゴルファーには(3Wの代わりもあります)↓
【キャスコ UFO SPEED】ユーテリティ 試打評価
G430MAX(ピン)飛距離、高さ、方向を兼ね備えたモデル


艶消しブラックで大きめなヘッド。
フェースの高さが低く、簡単に球を拾ってくれそうな形状です。
インパクトの弾きが強く、直進性が強い。
芯が広く寛容性の高いモデルです。
1番の特徴はロフト設定、バリュエーションの多さ。
3番から9番ウッドまであり、しかもロフト可変式スリーブ。
左用設定もあります。
番手構成は#3(15度)、#5(18度)、#7(21度)、#9(24度)の4種類。
ロフト角、ライ角を微調整できるいわゆる「カチャカチャ」スリーブを採用。


シャフトは純正のALTA J CB BLACKシャフト。
重さがあり、ねじれはしっかり。
方向性を重視したシャフトです。
飛距離重視型と言うフェアウェイウッドではありませんが、打点が広く、直進性が強い、しっかりつかまえてもフックしにくいという点が魅力です。
欠点らしい欠点が見つからないフェアウェイウッドですね。

ロフト可変式スリーブで細かい調整ができ、また9W(24度)があるのも魅力的です
大きいヘッドが苦手
マットブラックな塗装がきらい
硬めの打感が苦手
つかまりの強いモデルが好み(SFTがよくつかまります)
G430MAXフェアウェイウッドの詳細については↓記事をご覧ください。
軽量G430HLフェアウェイウッドの詳細については↓記事をご覧ください。
STEALTH2(テーラーメイド)多彩な飛びと信頼性


ロフト可変式でないモデル。
少しディープに感じるヘッドですが安心感のある大きさ。
フェース上部にある帯状の「レーザーアライメント」があるためターゲットにスクエアに構えやすい。
名器「Vスチール」の技術を採用したソールで抜群の抜けの良さ。
あらゆるライからも打ちやすく狙いやすい。
番手構成は
#3(15度)、#3HL(カスタム 16.5度)、#5(18度)、#7(21度)、#9(カスタム 24度)。
インパクトはカチッとした弾き感があり心地よい。
つかまりはそれほど強くありません。
どうしてもスライスが嫌な場合は兄弟モデルのステルス2HDを使用してください。


シャフトは純正カーボンのTENSEI RED TM50。
重さはありますが振りやすいシャフトです。
球は上がりやすく決して難しいクラブではありません。
飛距離性能の高いクラブなのでボールをしっかりつかまえて打つとびっくりするくらい飛びます。

飛距離性能が高いフェアウェイウッドを探しているゴルファーにおススメ
プロ、上級者に愛用者が多いのも魅力です
ディープフェースが苦手
ロフト、ライを微調整したい
飛距離より球の上がりやすさを重視する
スライサー、球がつかまらない(HDがよくつかまります)
ステルス2フェアウェイウッドの詳細については↓記事をご覧ください。
STEALTH GLOIRE(テーラーメイド)さらなる低重心とドローバイアス設計


ロフト、ライ固定式モデル。
ヘッドはやや大きめ「カーボンクラウン、チタンツイストフェース」のマルチマテリアル構造。
シャローヘッド設計で大きめの見た目、安心感を高めています。
番手構成は
#3(15度)、#5(18度)、#7(21度)。
シンプル。
インパクトは弾き感はありますが硬すぎない。
とにかく簡単にボールが上がります。
少し開き目にインパクトしてもスライスは出ず。
つかまえて打てば簡単いドローボールが打てます。


シャフトは純正カーボンのFUJIKURA SPEEDER NX FOR TM。
重量が軽くトルクの緩いシャフトです。
紹介した5モデルの中では1番つかまりやすく上がりやすい。
ヘッドスピードが速くなく、球のつかまりに不安のあるゴルファー向け。
ややシニアモデルに近いモデルです。

簡単に振りたい、つかまえたいゴルファーにおススメ
高弾道ボールが打ちやすいのでセカンドショットに最適
ヘッドスピードが速く、球のつかまりが強い
普段から球が高く、打球がふけ上がる
つかまり過ぎのフックを嫌う
大きめヘッド、白いラインが苦手
同じモデルの9Wを使いたい
ステルスグローレフェアウェイウッドの詳細については↓記事をご覧ください。
PARADYM(キャロウェイ)飛びも安定性も高レベル


W#3(15度)、W#3HL(16.5度)のみロフト可変式(カチャカチャ)モデル。
W#5(18度)からはロフトライ固定式モデル。
ヘッドはキャロウェイらしく丸みを帯びたやわらかい形状。
フェース上部のラインのおかげでターゲットにスクエアに構えやすい。
番手構成はW#3(15度)、W#3HL(16.5)、W#5(18度)、W#7(21度)、HEAVEN(20度)、W#9(24度)、W#11(27度)の設定。(HEAVEN、W#9、W#11は特注)
インパクトの感触は硬くなく、打音はおとなしめ。
特徴は弾道の高さ。
フェース下部のヒットに強く「薄いあたりかなー」と思ってもナイスショットと変わりません。


シャフトは純正カーボンのVENTUS TR 5 FOR CALLAWAY。
重量が軽く振りぬけのいいシャフトです。
ヘッドが大きすぎずコンパクト。
#3、#3HL、#5は「カーボンクラウン+カーボンコンポジットソール」でバックスピンを調整しボールスピードを高めているため飛距離性能が高い。

抜けがよく、丸みのある形状で構えやすい
これと言った欠点のないフェアウェイウッドです
ロフト、ライを微調整したい(W#3、W#3HLは可変式スリーブ)
球の上がりより飛距離を重視する(W#3、W#3HLはよく飛びます)
スライサー、球がつかまらない(パラダイムXを使ってください)
パラダイムフェアウェイウッドの詳細については↓記事をご覧ください。
RS(プロギア)フェース広範囲で驚初速を実現


ロフト可変式でないモデル。
ヘッドは大きすぎず、ややディープフェース。
飾り気のない硬派なヘッドがカッコいい。
番手構成は
#3(15度)、#5(18度)、#7(21度)。
3種類のみシンプル。
インパクト音は高すぎず低すぎず、打感は心地よい感触です。
大きすぎないヘッドで抜けがよく、ヘッドターンしやすい。
弾道は高く、つかまりもいい。
番手ごとに重心位置を変えているので3Wはロースピンでよく飛びます。


シャフトは純正カーボンのDIAMANA FOR PRGR。
スムーズで癖のないシャフト剛性で高い操作性、方向性を実現。
重量感はありますが、簡単に球を拾ってくれます。
シンプルなヘッドは振りぬけ、操作性が抜群。
コストパフォーマンスの高さも魅力です。

3W,5Wは飛距離重視
7Wは適度にスピンが入り、球が高く上がってグリーンをキャッチしてくれます
ディープフェースが苦手
ロフト、ライを微調整したい
同じモデルの9Wを使いたい
RSフェアウェイウッドの詳細については↓記事をご覧ください。
やさしいフェアウェイウッド 5選 評価 まとめ
多くのメーカー、ブランドの中から厳選した5モデルなので性能は甲乙つけがたいです。
ヘッド形状や大きさ、メーカーブランド名、打感などの好みでモデルを選んでください。
ステルスグローレは他の4機種と一線を画すシニアモデルです。
飛び | つかまり | バックスピン | 球の高さ | 打感 | |
G430MAX | 普通 | つかまりすぎない | 普通 | 高い | 弾く |
STEALTH2 | よく飛ぶ | 普通 | 少ない | 普通 | 弾く |
STEALTH GLOIRE | 普通 | つかまる | 多め | 高い | 普通 |
PARADYM | 飛ぶ | つかまりすぎない | 多め | 高い | 柔らかい |
RS | 飛ぶ | 普通 | 普通 | 普通 | 柔らかい |
ドライバーのヘッドスピード約45m/s、平均飛距離250ヤード以下のゴルファーを対象に比較検証しました。

ピンG430MAX、キャロウェイPARADYMはどちらかというとひっかけフックを嫌うゴルファー向けのモデルですね
ヘッドスピードや打ち方によってシャフトの硬さ、種類は変わってきますので自分のスイングに合ったスペックを選べば結果は変わってきます。
ドライバーヘッドスピード別の参考フレックス
37~40m/s Rフレックス
39~42m/s SRフレックス
41~45m/s Sフレックス
46m/s~ 硬め、重めフレックス
最後までお付き合いいただきありがとうございました。